銀河鉄道999
先日、あるお客さんと待ち合わせした際に早く着きすぎたので、BOOKOFFをうろうろしていたところ、銀河鉄道999コンプリートBOXを見つけました。2つあったのですが、とりあえず出発シーンが含まれていそうな方を購入したところ、6個あるBOXの1個目でした。6個揃えようかと思ったら6個目はプレミア価格になっているようで・・・。
さて、私は小学生の頃からの松本零士ファンなのですが、銀河鉄道999は原作・TV版が好みです。妻は劇場版が好きなので、意見が合いません。子供たちに両方見せて私の味方にしようかと思い、劇場版のDVDも買って家族で鑑賞しました。実は私は映画館に行かないタイプなので、劇場版も映画館で見たわけではなく、テレビで見たのですが、久々に見るとやっぱり違和感があります。
ゴダイゴの歌がちっとも物語の雰囲気にマッチしていない点や、鉄郎が格好良すぎる点、キャプテンハーロックやエメラルダス、トチローなど、何でもかんでも出しすぎだという点、2時間に詰め込みすぎという点、などが気に入らないのですが、妻はゴダイゴファンだったので困ったものです。
まあ、そんな話はどうでも良いのですが、TV版のDVDを8才の息子と鑑賞した後、「おまえも鉄郎のように勇気があるか?」「強いやつの言いなりになったりしないことができるか?」「思いやりの気持ちを持てるか?」と尋ねたところ、「戦うのは無理だけど、それ以外は大丈夫だ」という答えにホッとしたのでした。限りある人生の価値はさすがにまだあまり理解できていない感じもします。最近のドラマやマンガはほとんど見ていないので分からないのですが、昔はこういう良いマンガがたくさんありました。以前手塚治虫のことも書きましたが、子供が抵抗なく読み進められるマンガでこういう人格を形成するような内容に触れられるというのはとても重要だと感じています。
小学六年の娘はジャニーズにはまっていて、バラエティやドラマを見てますが、ああいうものを見ても得るものは少なく、むしろ、ルックス重視とか、チャラチャラしているのが良いとか、悪影響が多い気がします。たまにバラエティで子育てとかそれなりに良い内容もありますが、大人になっても覚えているような内容はほとんど無いでしょう。
「男は負けると分かっていても戦わなければならないときがある」という感じの台詞は昔から私の頭の中に深く刻まれていて、仕事でもプライベートでも影響が大きいものなのですが、エメラルダスが強くて怖い海賊なのにとても言葉遣いが丁寧というのもたまらないポイントです。
子供と一緒に昔影響を受けた映画や本を見て話をするのは、自分自身もとても楽しいのでした。