啓蒙主義的ビジネスの穴
»
来る!と信じたマーケット(あるいは技術)がなかなか立ち上がらない。肩書きにエバンジェリストと付けて啓蒙に励んだものの、空回り感が否めない。そんなことを何回か経験しました。
アーノルド・ベネットは、「職場でもそれ以外の所でも、やる気の起きない人」のために本を書こうとして、気づきます。
実のところ筆者である私は前もって見抜くべきだったのである、いかに人生を生きるべきかということに関心をもっている人たちにこそ自分は最も強く訴えかけるべきであった、と。
人生にさらに多くを求めるのは常に、人生をすでに味わっている人たちであり、目を覚まさせるのに一番苦労するのは、決してベッドから出ようとしない人たちなのだ。アーノルド・ベネット『自分の時間―1日24時間でどう生きるか』
「寝ているみんな!目を覚ませ!!」的なアプローチは、うまくいかない。
まずは、自分が楽しもう。
次に、起きている人を楽しませよう。
起きている人が楽しんでいるのを見れば、寝ている人もベッドから出てみようと思うはずだ。
SpecialPR