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日々の「ハッ、そうなのか!」を書き留める職遊渾然blog

質問だけで答えのない本

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市の図書館が不要な本をリサイクルする(タダで配る)というので、家族総出で行ってきました。開場早々にプロ(せどらーって言うんでしたっけ、古書の転売をする人)が詰めかけたらしく、のんびり出掛けた我々はあまり収穫がありませんでしたが、洋書はけっこう余っていたので何冊かもらってきました。

Thebookofquestionsその一冊が、"The Book of Questions"。質問ばかりが並んでいます。例えば:

28. What is your most treasured memory?
(一番大切な思い出は?)

という、いかにも的な質問から、

61. Can you urinate in front of another person?
(他人の前でオシッコできる?)

という、一見意味不明な質問まで、計217+α個。1987年に出版され、17の言語に翻訳されるベストセラーだったそうです。以前某サイト向けに質問ばかりのメルマガを提案して実らなかったことがありますが、質問だけの本があるとは。ハッとさせられますねえ。

休み時間にパラパラと読んでいます。質問の仕方にもいろいろとバリエーションがあって、それも勉強になります。メモとして書いておくと、28番のような漠とした質問はやはり答えづらい。考えさせてはくれますが、答えるのがそもそも難しい質問は、往々にして思考を深めてくれない質問にもなってしまいます。直球勝負ではなく、

  • ○○から一つ選ぶとすると、どれ?
  • (状況設定があって)あなたなら、どうする?
  • 最後に○○をしたのは、いつ?

といった感じで、具体的にモノ行動、あるいは思い出として答えられるように工夫するのが良さそうです。たとえば28番であれば、

写真を、一枚だけ残してすべて焼き捨てなければならないとすると、どれを残す?

などと書き換えてみるということ。写真として残っている思い出しか対象にならないので狭くなってしまいますが、より具体的なイメージを喚起できそうです。

(参考)
黄金の金曜日

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