オフィスの雑音という商品
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ホームオフィスで困るのは、電話のバックグラウンドに「生活音」が入ること。
今のこの瞬間にも、
- 階下では家人の使う掃除機が唸りを上げ、
- 隣家からは改修工事のドリル音が響き、
- 窓の外では鳥がさえずり、
という感じで、普通のオフィスに無い生活音が溢れています。
東京のオフィスを引き払いホームオフィスを設置した際には、
固定電話を引いて、電話番号+1のFAX番号(←ここにちょっとこだわったりした)を取ってと、
「会社らしさ」を演出してみました。しかし、これでは台無しではありませんか。
そんな悩みを解決してくれるのが"Thriving Office"。「オフィスの音」を録音したCDです。微笑ましくも “Busy” と “Very Busy” の2バージョンがあります。空港や駅の雑踏を収録した音源は昔から売られているようですが、それのビジネス版ですね。
オフィスの雑音でも売れる。
この商品が実際に売れているかどうかはさておき、
何か教訓が得られそうですね。例えば…
- 売りたいものが商品ではない。「それに価値を感じる人がいる」ものが商品。
- 「普通の○○らしくふるまいたい」というニーズが存在する。
あなたの会社がフツーの会社なら、その普通さにこそ価値があるかもしれない。
▼ネタ元
Business Opportunities Weblog | Niche Biz: Selling Office Noise
ちなみに弊社が買うかというと、買いません。オフィスにいない日はどうせ携帯電話に転送させていますし、「ありのまま」でいる方が長期的には吉ではないかと考えるようになりましたので。
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