仕事していない時間に対する給料は76億ドル
»
アメリカ企業が無駄に払っている給料は76億ドル/年にものぼるという、Salary.comの記事が話題になっている。従業員が就業時間中にちょっとネットサーフィンしたり同僚と話し込んだりしている時間を足し合わせて平均給与を掛けるとこのくらいの額になるということ。
何をしているか(半数近くはネットサーフィン)、なぜしているか(3分の1が「することがないから」)、無駄の多い州はどこか(ミズーリ州)など、いじりがいのあるデータが満載なので、方々のblogで引用されている。
先日のフェルミ推定は漠とした母数から仮定を積み重ねて対象を絞り込んでいく推定だった。こちらはミクロな数字を積み上げての推定。よく(?)UI改善の提案なんかで使われる。
- ナビゲーションの悪さのせいで一人当たり1日5分無駄にしているとする。
- 200日/年とすると、1000分/年 = 17時間/年。
- 従業員数が1000人とすると、なんと17,000時間/年のロス。
あとは社員一人当たりの売上や社員を養うコストなど、適当な数字と組み合わせることで無駄や機会損失が金額として推定できる。
…話題が話題なので、一応就業時間外にアップしておきましょう。
SpecialPR