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エンタープライズコラボレーションの今と今後を鋭く分析

ITコンサルタントの使いどころ

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 雑誌ITLeadersの7月号に大成ロテック監査役の木内里美さんが面白いコラムを書いている。
コラムの冒頭で、情報サービス産業にいるITコンサルタントという職種に対して

  • 玉石混淆で、個人の能力・資質への依存が極めて高い
  • 話をして信頼を寄せられそうな人はそれほど多くない
  • 技術知識が表層的でノウハウが感じられない人が多い
  • 現場感や臨場感が伴わない

といった感想を述べ、「混乱すると(させるだけさせておいて)去ってしまうのがITコンサルタント」と切って捨てられている。

 非常に耳の痛いお話しである。

 ただしコラムの後半では、そんなITコンサルタントにもユーザから見た活用場面はいくつかあるとして、木内さんの経験からITコンサルタントを活用する際の目的例を4つほど挙げていらした。

  1. 外部からの刺激を起動力に使う
  2. 確立された手法を求める
  3. 時間と品質を買う
  4. 客観性を求める

 ユーザ企業としては、ITコンサルタントに仕事を頼むときはこの目的を明確にすることと依頼する業務範囲を明確にすることだとしている。

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