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エンタープライズコラボレーションの今と今後を鋭く分析

人力検索系の標準データフォーマットはまだか?

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 先日もちょっと書いたように、UGC(User Generated Content)の分野でQ&Aサイトの存在感が増している。つい先日も「シニア層の約3割がコミュニティサイトを利用--SNSよりブログやQ&Aコミュニティが人気」というgooリサーチのアンケート結果を使った記事がでた。記事タイトルにあるように、シニア層(60歳から79歳)にはSNSよりもブログやQ&Aサイトのほうが取っつきやすいようだ。もっともデータを細かくみると確かにブログについては若年層(20歳から39歳)にシニア層のほうが利用率が高いが、Q&Aサイトのほうは口コミサイトやSNSに比較して落ち込みが小さいと言うだけでQ&Aサイトをシニア層が積極的に活用しているというわけではなさそうだ。

 まあしかしQ&Aサイトが好調なのは確かなようで、マイクロソフトの答えてネットあたりも今後さらに拡張されるようだ。ただこういう動きをみていると、確かに今のQ&Aサイトには有益な情報が沢山蓄積されているものの、こうやってサイトが乱立化していくとせっかくの有益なナレッジが分散してしまって、上手く再利用できなくなるのではないかなんて、心配もでてくる。

 この解決手段としては、既に複数のQ&Aサイトを横断的に検索できるサービスが2つほどでてきている。

  • Gnoot Q&Aサーチ
    こっちは、人力検索はてな、OKWave、Yahoo! 知恵袋、livedoor ナレッジの4つのサイトの質問と回答の横断検索

 しかしここはそろそろQ&Aサイトや人力検索系のサービサーが連携して、XMLあたりでQ&Aに関する標準データフォーマットやサービスインターフェースの標準を定めてみてはどうだろうか?質問項目、回答項目、参照となるサイト、外部のリンク、回答者の連絡先、回答の評価などのデータ項目についてのHTMLでの表記法を統一したり、WebーAPI系の動きを標準化しておくとていくとこの先何かと便利に使えそうだ。
 それとも私が知らないだけで、既にこうした動きや標準フォーマットが出来ているのなら、そのあたりの詳しい情報を教えていただきたい。

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