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“軽自動車1台分の費用”でヨットを所有して港や島を旅できる、ってホント?

ヨットの操船なんて都内の車線変更より簡単じゃー!(超私的見解)

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 宝くじが当たらんと船なんか買えないよおおおんん、と吠えていた「船長候補生」のみなさんも、なあーんだ、車とそんなに変わらないじゃない、ということが分かってもらえたかなっ!

 「よおおおし、そういうことなら俺はパワーボートを買って大海原を旅するぜ!」

 ええええー、ヨットじゃないの!港の近くで釣りをするならともかく、旅をするなら、ヨットがいいと思うよ。

 「いや、だってさ。動かすの難しそうじゃない」

 うむむむむ。これも、ヨットにまつわる大いなる誤解の1つ。

 パワーボートは舵とエンジンのスロットルだけで操船できるのに、ヨットを動かすのはやたらめったら張り巡らされたロープを動かさないといけないじゃない、という誤解が多くの人にヨットを敬遠させているようです。

 確かにヨットを初めて目にすると、たくさんのロープがあるように見えますが、そのうち帆走で使うのはごく一部です。多くはマストを固定する「とりあえず動かさない」ワイヤーであったり、普段は使わない特別な帆を操るのに使うロープであったりします。

 帆走で使うのは、「メインシート」と呼ばれる1本のロープと「ジブシート」と呼ばれる左右1本ずつのロープの3本だけ。あと、帆走する前に帆をあげるロープが1本、もしくは2本ありますが、これは、いったん帆をあげてしまえば後は使いません。帆走で使うのは3本のロープ、そして舵だけでいいのです。ちなみに、メインシートはマストの後ろに張る帆(メインセイルと呼びます)を操り、ジブシートはマストの前にあげる帆(ヘッドセイルと呼びます)を操ります。エンジンで走っているときはパワーボートと同じハンドルとスロットルで操船できます。



blog04.jpg画面の左寄りから斜め上に伸びている赤縞ロープが「メインシート」で、船の右側に伸びる青縞ロープが「ジブシート」になる。画面下の手前から"にょん"と突き出ている棒が舵(ティラー)だ。帆走で操船に使うのはこの3点セットになる。画面中央にまとまっている白いロープはメインセイルを揚げるロープで、普段の帆走中には使わない


 「そうはいっても、風の向きに合わせて帆を操るの面倒そうじゃない」

 いやいや、それも大丈夫。基本型は「斜め前から風を受けたら帆を引っ張る」「斜め後ろから風を受けたら帆をちょっと出す」「真後ろから風を受けない」で最初は十分。風の向きと強さを意識して操船するのはパワーボートも同じです。

 船の操縦で面倒なのは船を出すときと船を着けるとき。エンジンで動かすのでヨットもパワーボートも難易度は同じ。いや、風に流されにくいヨットのほうが簡単です。

 どうかな?「ヨットは難しそうだからパワーボートにしよーっと」といわれているけど、パワーボートもヨットもそんなに変わりません。大海原を旅したいなら、ここはやっぱりヨットを選びましょうって。

 え、なに? 
 「なんでそんなにヨットに固執するの?」
 ですって!

 そういうあなたのために、次回は「食う寝るところに住むところ」なヨットの話。
 いやー、ようやく「旅するヨット」らしくなってきたなっ。



Comment(2)

コメント

ひそかにヨット好きなので、楽しみに読んでいます。
経済面から押さえに来ているところはさすがですが、
早く「旅」の話が読みたいです。

ながはま

哲さん、こんにちは。
奇遇にも、本日から「旅のとっかかり」のお話を紹介しています。

本当は最初から「旅」の話をしたいところでしたが、
「ヨットにまつわる大誤解」を解かないことにはなんともはや。

というわけで、これから先、ビジネスには何の役にも立たない話が続くと思いますが、それでもよろしければ、ぜひぜひ、ごひいきにー(それ以前に、あまりの役立たなさに追い出されるかも)。

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