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ネットで大人の友人は作れるか?~大人になってからの友達とは?

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 昨日、「大人になってからの友達 」と「大人になってからの友達しかいない」という興味深いエントリーを読んだ。

 いい機会なので、私も考えてみた。同時に最近多くなったSNSのコミュニティ(ネットと略す)での友人についても考えてみようと思った。

 改めて数えてみたが、「彼(彼女)は私の生涯の友です」と他人に自信を持って紹介できる友人は、ここ数年会っていない人を除くと22人だった。

 自分の友達を例に、ネットで友達作りについて考えてみると、

ネットだけの付き合いで「友人」と言える人はいない

・ネットをきっかけとして、現実の世界で酒や趣味に関係して実際に会って、結果として友達となることは多い

ネットがなければ友人になることは一生なかったと思われる人が自分の友達の半分近くの10人を締める

・友達を探そう、この人と友達になろうとしてネットでコンタクトしたことはない

・マイミクは必ずしも友人ではない

<私にとっての生涯の友とは>

 友人と言える人は、私にとっては、決して単なる仲良しの仲間ではない。私が「生涯の友」と思っている人の共通点を整理してみると以下のようになる。

自律した個人として自分の考えを持っており、他人を非難したり、他人の責任にしない(人を非難する人は、違う場所では自分を非難している可能性あると考えてしまう)

・実際に上司か部下か、年上か下かに関係なく、対等な付き合いができる

相手も自分のことを友人だと思ってくれていると感じる

・仕事や学校、趣味の世界で一緒に苦労したり、共通の目的を持って一緒に前向きなチャレンジをした時期がある

一度は距離を持つが、何かがきっかけで再開して、その後、定期的にネットや現実の世界でコミュニケーションをとっている

お金の貸し借りはしていない

・非常時以外は、お互いが心地よく会える一定の距離感を持った付き合いができ、決して必要以上に入り込まない

・普通の付き合いでは言うことの出来ないキツイ一言や「じゃれる感覚」で冗談の悪口本音をぶつけ合え、バカが言い合える

・相手が本当に困っているときには、お金以外の支援はおしまない。それも、無理のない自分が出来る範囲内で、恩を着せずに助ける気持ちを持っている。

そんな友達の構成を自分なりに整理してみた。

<友達の構成>

・近所の知り合い 2人

 娘の部活の応援で知り合った近所の右翼系社長と、共産党員で社労士のお父さん。酒の席で娘の部活の話題で盛り上がり、3人で温泉旅行やスキーに行ったり、右翼系社長には娘を中国旅行に連れて行ってもらった。

・高校の同窓生 5人

 同級生の中で、1年ほど前からネットでやりとりし、良く会うようになった中の男女5人。定期的に飲んだり、チーム組んでリレーマラソンに出たり。

・最初に入った会社の同僚 4人

 15年以上同じ釜の飯を食べ、苦楽を共にし、毎日のように飲んでいた同僚、先輩、後輩の内の4人。

・今の会社 3人

 公私ともに冷静な批判とアドバイス、相談をしあえる今の上司と、ある大きなプロジェクトで知り合った、ある事業部長と事業開発担当エグゼクティブ。

・家族、兄弟 3人

 何でも相談しあえ苦楽を共に乗り越えてきた妻と長女、そして、血の繋がりでは説明出来ない友人関係にある弟。 次女や息子とも友達のようだと言われるが、まだ親子関係の域を出ない。

・ネットのコミュニティ 5人

 ネットコミュニティで知り合った人に誘われて参加した飲み会で意気投合した、大手製造業の取締役と有名コンサルタント(ネットで知った人とは別)、同様な経緯で知り合った超有名なサービス業の本部長と、マイミミクで知り合って最初は下心があったが、今では健全な友達として付き合っている女性二人

<大人になってからの友達とは>

 結果として、

自分がお金も地位もなくなった時や

私が殺人を犯したと警察から聞いた時でも、

だまって私の相談にのってくれ、

損得に関係なくアドバイスくれると思われる人

であり、

相手が同様の状態になったときでも、私が同様の対応をしたいと思える関係の人

である。

 そして、平時には、

「もっとも居心地の良いコミュニケーションの場だと感じられる人」

 である。

<ネットで友達は作れるか?>

 本題のネットで大人の「生涯の友」は作れるか?”の、私なりの答えは、

「現実とネットの世界を組み合わせれば出来る」

であり、

・ネットで生涯の友が出来る可能性は飛躍的に大きくなるが友達を作ろうとしてできるものではない

・生涯の友との継続的なコミュニケーションにネットは重要な役割を果たす

ネット”だけ”のつきあいで、本当の友人は出来ない

・ネットで知り合った人よりも、その人の知り合いの、現実の世界で活躍している人友達になる可能性が高い(私の場合だけかもしれないが)

 である。そして、

 オルタナティブ・ブロガーの中から新しい「生涯の友」が出来そうだと強く感じている。

 みなさんは、どのように思われているだろうか。

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