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オークランドで仕事と暮らしになじむ週~IABCの仲間と、息子の初登校

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火曜日の朝、Christchurch(クライストチャーチ)の空旅を楽しんだ後、Auckland(オークランド)に帰着しました。わずか1日で東京からDunedin(ダニーデン)を経由し、息子をWaitaki(ワイタキ)まで送り出して戻ってきたという、軽い達成感を覚えます。

今朝もダニーデン空港までの移動に使ったSupershuttleを、オークランド空港からホテルまで予約していたのですが、どうやら入力ミスでキャンセルされた模様。

飛行機から降りると、中国語のボイスメッセージが入っていました。しかしわたしの今の中国語力では聞き取れない、つくづく悔しい...。
音声を生成AIで文字起こしして、確認できた次第でした。

仕方がないので観光案内にて市街までの交通を尋ね、「すぐそこよ」と示された方向に数メートル歩くと、まさにそこにSupershuttle乗り場が。インド系の男性ドライバーが荷物もやさしく引き取り、これから17日間滞在するOak Aucklandまで快く送ってくれました。

水が輝くオークランド、Woolworthsは「カウントダウン」

オークランド空港から街中に抜ける道は、海に囲まれた素晴らしい景観。
ただただ目を輝かせて窓の外を眺め、一気に心が軽くなります。

ホテルに無事チェックインすると、窓の外から見えるのは街中ながら、小さなバルコニーもあり落ち着いた雰囲気です。

すでに日が傾いているので、ホテルから歩いて数分のスーパーマーケット Woolworths(ウールワース)で数日を見越した食材を購入。37.9ドル、3600円くらいです。日本円ホルダーにもやさしい物価がありがたい。

ちなみにニュージーランドのスーパーチェーンはウールワースとNew World(ニューワールド)が二強とのこと。
オークランドではウールワースならびにニューワールド系の小型店舗 Four Square(フォーススクエア)を、ダニーデンやワイタキでは加えてニューワールドを見かけました。

なおウールワースはかつてCountdown(カウントダウン)というブランド名だったとのことで、現地の人に「そこのカウントダウン」と言われてポカンとしたことがありました。
それは『日本のスーパー「イオン」を旧名「ジャスコ」で呼ぶ感覚』なんだよと、息子に知恵を授けました(笑)。

震える夜の後に迎えた、暖かい朝

さてホテルに戻った後、キッチンのIHヒーターに土鍋をかけて割ってしまい、動揺。弁償、という言葉が頭をよぎり、思わずホテルの人に「わたしはいいけど、今夜はいいけど、次の人のために土鍋を取り換えてください」と申告。ホテルの備品を公共物と捉える、自分の中の良心に従いました。

それから気を取り直して、フライパンでビーフソーセージを焼き、ニュージーランドならではのKiwiカレーのソースで調味。レンジで温める半調理済みのお米は、手軽なうえに食感も良く、簡単クッキングを楽しめます。
ゆっくりした時間と、素朴な食事を楽しめました。

夜8時半過ぎ、息子から入電。寮に入って一晩して、自分を取り戻した声でした。

わたしが泊まるホテルの部屋の説明をすると「いいねー」といつもの聞き上手でうれしい。

これなら、この先3週間うまくいく。

そう思いながら、夜は冬の寒さが身に沁み、ベッドの中で震えながら就寝しました。

このホテルにこれ以上居るのは無理なのでは。しかし支払いは済ませている...。

翌朝、絶望感に浸りながらカーテンを開けると、壁際のエアコンがOFFになっているのを発見。単純にONにしたら部屋が暖まり始めました。
これで延命した気分でした(苦笑)。

まずはスカイタワーを拝む

水曜は快晴。8月の日本とニュージーランドの時差は3時間なので朝一番で散歩にいっても仕事に支障がありません。早速、ホテルからオークランド名物のSky Tower(スカイタワー)を目指して街を散策しました。

海に面した町なので水面を見ようと港に向かうと、港湾スペースは倉庫などで視界が遮られていて拍子抜け。地元の友人に聞くと、これには地元民と行政の間で歴史的な攻防があるそうです。

その海沿いの歩道を抜けてフェリーターミナルにつくと、広がる海。
ようやくほっとしてショッピングモールを抜け、坂の多い街をぐるぐる歩いてスカイタワーへ。その近くのAlbert Park(アルバート公園)沿いを散歩し、途中迷いながらも、日本の稼働時間までにホテルへ戻れました。

世界で働き、学び続ける友からの刺激

この日は、ニュージーランド現地のIABC幹部の一人、ジョーが、歓迎しようとランチに誘ってくれたので、仕事の合間に友人に会うという贅沢を味わいます。

ちなみにIABCメンバーは世界でつながるまさにファミリー。今回のように初対面でも、間違いなく話が弾みます。
海沿いのAMANOの洗練されながらもにぎやかで心地よい空間で、まずは自己紹介から話に花をさかせました。

ジョーは、10歳ぐらいのときにイギリスから移民してきたニュージーランド人。
若い頃、地元のHondaで働いた後、金融の道に進みイギリス、オーストラリア、メキシコ、香港とグローバル市場で働き、今はオークランドでMBAを専攻しているとのこと。生涯学び続ける友人の姿勢に大いなる刺激を受けます。

食事はお互いパスタを選び、胡瓜をサワークリームで包んださわやかなサラダをシェア。わたしのラグーは生パスタのもちもち食感と肉のうまみが美味、サラダもフレッシュな酸味が口の中に広がる味わいでちょうどよいバランスでした。

共感したのは、グローバルビジネスではやはり、英語ができないと可能性が狭まるということ。

メキシコでその現実をみている彼女と、日本でそう痛感しているわたしたち二人の視点が合致しました。

お互いに世界を旅する自由を愛し、言葉やコミュニケーションの力を信じる者として、国民性、歴史、教育など様々な話をしました。

ジョーは秋に日本観光に来るとのことで、早速再会の約束をしました。

息子は南島の現地高校に初登校

今週から14歳の息子は、南島のWaitaki Boys' High School(ワイタキ・ボーイズ・ハイスクール)に3週間限定で登校しています。
日が暮れて電話すると、朝の授業開始は日本より遅く、9時とのことでした。

初日の1時限目に学校内を見学した後、授業に参加。
体育はラグビーでウェアがないので見学しただけだけれど「面白そう」との感想。
数学は日本にはない考え方で、三角形の頂点と頂点の間に数字を入れて六点としてとらえること、などを語ってくれました。

電話の向こうにテレビの音がするので、部屋からなのかと聞くと、オープンスペースとのこと。
みんなによろしくね、と「セイハロー」の伝え方を教えると、うん、わかった、と素直な返事。
地に足が着いて、慣れてきているようで、頼もしく思います。

電話を切ると「学校にスマホ預ける」とメッセージが入りました。
寮でスマートフォンの利用を管理してもらえるのも、ありがたい。
がんばれ、中二男子!と心の中でエールを送ります。

カレーは世界共通語、水道からの水に感謝

この日の夕食はテイクアウトにし、また自分を甘やかすことにします。ホテル近くの Hobson Indian Takeaway ( HIT)のチキンカレー&ライスが9.18ドル、900円足らずとリーズナブル。ミート二種類のうち、ラムはもうほとんど具がないからチキンにしたら、と勧める店員さんがやさしく、お得感が増しました。

プラスチックの容器に詰め込まれたシンプルな一食ですが、お米がふわふわ、カレーはもちろん美味。
加えてニュージーランドが素晴らしいのは、水道のお水が飲めること。
思い起こせば、これまでわたしが行ったことのある国の中で、「水道水が飲める」と言われたのは、日本とニュージーランド以外ありません。

お米、カレー、水を交互に口に運ぶループをしながら、いやぁニュージーランドはいい国だ、と独りごちました。旅先の満足感に浸ります。

一日を振り返り、ジョーとの会話を思い起こすうちに、息子の高校選びについて「できれば都立」という親としてのこだわりが薄れてきました。

様々な選択肢の中で、本人に最も合う学校であれば、都立でも私立でも「なに立」でもアリだろうな、と思い始めました。

冬の街で自然のやさしさに触れる

わたしはグローバルリモートワークでふだん通り仕事に従事しますが、オークランドには自社のオフィスがないので、出勤することがありません。

つまり意識して時間を作らないと、外出する暇がなくなる、閉塞感。
夜が明けるのは8時過ぎ、日没は17時過ぎという冬の一日は短い。
日本の6時、こちらの9時から稼働すると、あっという間に日が暮れます。

一日を通して全体的に日射が弱く、ちょっと寂しい天気なので、木曜の朝は、がんばって外に出ました。
すると、Auckland University(オークランド大学)のキャンパスの向こうに虹が。
その先、Auckland Domain(オークランドドメイン)の公園まで足を延ばすと、キラキラ光る木漏れ日。
冬のオークランドが見せる自然の美しさに癒されました。

腹痛にハンバーガーの魔法

7月最後の週の残りは、目前の締切りを片付けるため、ゆるいホテル缶詰め状態。昼、夜とも食事はホテルのキッチンで簡単に済ませました。

デスクワークばかりの一人暮らしなので、少量の米、野菜、肉があれば十分。
節約のため一番安い青菜をリピートしていましたが、肉や麺に合わせ、ライムを添えるだけで味も彩も良くなります。
日本よりも手軽にライムを絞って、食卓の華やぎを楽しむ。
ホテルの小さな空間で過ごす、日常の幸せを覚えました。

南島では、ふだんは作文を書くのもひと苦労の息子が学校での様子を書き留めた日記を、写真に撮って送ってくれました。
(以下、原文のまま)

月曜日は

「私は今日、日本からの飛行機に乗って、初めてニュージーランドに来ました。そして5時くらいに学校につき、a dormitory(寮)に入りました。とても緊張しました」

火曜日以降は、電話でも話してくれた内容が記されています。

「先にニュージーランドに留学して来た日本人の名前は〇〇〇です6ヶ月前に学校に来ていることが分かりました」

「今日はニュージーランドの学校で始めて授業を受けました。受けた内容は学校見学、コンピュータールーム、社会(歴史)、数学でした。友達の近くのスーパーに行ったことが楽しかったです」

「今日は学校が終わった後、学校内を散歩しました」

淡々とした記録ですが、まずは元気そうで安心します。

そうこうしているうちに金曜日、息子の日記に変化が。

「今日はお腹が痛くなって大変でした。そして夜ご飯がハンバーガーでニュージーランドで初めてジャンキーな物を食べました」

なんだとっ!

日本の学校ではこれまで無遅刻無欠席の息子なので驚きましたが、オチがハンバーガーなので、どうやら大丈夫なようです。

心配に眉をひそめつつも、思わず大きな声で笑ってしまいました。


ニュージーランドで豪ワインボトルを開ける

ちなみに、ウールワースにはウィスキーなどのハードリカーはなく、あるのはワインとビールばかり。

道を挟んだリカーショップに探しに行くと、750ミリリットルのフルボトルがどれも3000円以上と日本の倍ぐらいの価格。

インド系の店員さんに「ハードリカーは税率が高いの?」と聞いてみましたが会話が成り立つ感じがしないので、あきらめました。

後ほど興味で調べてみるとやはり、アルコール含有率に応じた税率のせいでハードリカーは高い。

そしてワインにおいては、地元ニュージーランド産よりも流通量が多いオーストラリア産のほうが、低価格からの品揃えが豊富でした。

そこで金曜の夜は、隣国オーストラリア産のボトルをオープン。

温かい米料理を器によそって、ささやかなパーティーです。

無事にニュージーランドで最初の平日を終われることに、乾杯しました。

さあ、週末はできるだけ遠出してみようと思います。

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