ニュージーランドに行ってみようか
夏休み。想像がふくらむパワフルな言葉です。
わたしはこの40日間の学校休暇を使って、息子が将来英語で苦労しない大人になれるよう、なるべく様々な英語圏に送り出しています。
最初は息子が小学5年生の時。試験的に国内で、英語キャンプ2つとインターナショナルスクールのホリデースクールに計2週間ほど参加。
嫌々ながらではありましたが、問題はなかったのでその後、小学6年生でオーストラリアへホームステイ留学と、フィリピンへ親子留学をそれぞれ1週間。
中学1年時に、ロンドンの大学キャンパスを使ったサマースクールで1週間の寮生活も送りました。
いずれも、短期間の語学研修で、息子の英語習得には一見結びついていないようにすら見えます。
が、語学習得に焦りは禁物。子ども時代の体験は、心と脳への貯金、と考えるようにしています。

親子旅の組み立て方
決して息子自らが行きたいわけではない海外。知らない土地への興味と英語の学習意欲が、海外に飛ぶ怖さと面倒くささと交錯する、息子の複雑な思いを感じています。
そこで渡航計画は半年ほど余裕を持って練ります。
まず前提として、わたしも一緒に渡航します。平日はいつもどおり仕事をしながら、子どもの学校が終わると合流。一緒に少し観光して帰国、がパターンです。
年明けぐらいから、今年の夏はどんな選択肢があるかを調べ、費用や旅程から実現可能性を絞り込み、2月ごろには着想を固めます。
6月ぐらいから行先となる学校と調整して日程を決め、手続きを済ませて7月〜8月に渡航するのです。
どの留学も、最初は全く土地勘や基礎知識がないところから調査するので、おっかなびっくり。円安で何もかもが高いので、資金繰りも大変です。
飛行機の乗り継ぎは面倒だし、学校への外貨送金がうまく行くか不安。そして現地で通信と決済に困らないか思案します。
ふだんの仕事と家事に加えて、新たに考えること、することが多すぎて軽いパニック状態が続きます。
が、「旅は心の栄養」と信じ、行き帰りの飛行機の中で映画を観るのを楽しみに、根気よく準備します。
どうやって目的地を選ぶか
「毎夏、子どもを連れて海外」というとドラえもんのスネ夫のようですが、当の息子はまず「嫌だ」から入ります。
開口一番「嫌だ」となるので、本人のモチベーションが上がる場所を、時間をかけて選びます。
今年は最初、地域限定ポケモンがあるというエジプトにしようかと、人づてに現地の情報を集めていました。
並行して、品川区が青少年向けに実施する夏のスイスホームステイ、ニュージーランド語学研修、フィンランド派遣にも応募。
これらは、息子が中学2年になったらぜひ応募しよう、と虎視眈々と狙っていた素晴らしいプログラムです。が、いずれもあえなく惨敗。
息子の実力不足とはいえ、親としてこの悔しさをどうぬぐおうかと考えた結果、「そうだ、自力でニュージーランドに行けばいいんだ」と思い立ちました。
ニュージーランドと言えば、まだ行ったことがない英語圏。
いろいろな知人から常々良い国だと聞いてきました。
思い浮かべるのは大自然、美味しい食材にワイン、大地に放牧される羊たち。
今や海外でホームステイも寮生活も経験した息子なので、今回は思い切って3週間、現地校の寄宿舎生活にチャレンジすることにしました。
外国人の留学生受け入れの実績がある学校を探した結果、唯一歓迎してくれたのが、南島にあるWaitaki Boys' Highschool。
自宅から1万キロほど離れた、移動に24時間ほどかかるその公立高校で、英語を学ぶのではなく、英語で学ぶ、の実践です。
そしてついに、渡航の日を迎えました。
