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14歳のワイタキ留学に至るまで

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2026年の夏。わたしは中学2年生の息子と3週間、ニュージーランドに渡航しました。息子は現地校に短期留学、わたしはホテルからリモートワークです。なぜ息子の高校受験を控え、ニュージーランドに行ったのか。ひと夏の母子体験記です。

中二でぶち当たる受験の現実

14歳の夏休み。都内の公立校に通う息子の宿題リストの中に「上級学校訪問レポート」という課題がありました。子どもの初めての受験を意識する瞬間。母親のわたしとしては、身の引き締まる思いでした。

息子が育つにつれ、身を粉にして働く親の立場としてわたしはいつしか、子どもに公立の学校に行ってほしい、と思うようになりました。
我々の税金により支えられている公立校で、自分の自治体が良しとする規範に則って学ぶことを通じて、地元とつながり続ける良い経験になるのでは、と。

しかし、立ちはだかるのが偏差値の壁。
提出物を出したり主体的な姿勢をアピールできない息子のような子どもが、偏差値で合否が決まる高校受験を突破するのは難しいのです。
これはそもそも、提出物を出さない、という発想を生まれてこのかた持ち合わせなかった自分にとっては衝撃の事実でした。

今や中一のときよりもいっそう点数が"控えめ"になった息子の成績表。
愕然とするわたしを前に、塾の先生が手際よく、このままの成績で息子が入れる学校を割り出してくれました。
さすがプロと妙に感心しつつも、現実の厳しさにショックを受けました。
これは戦略の見直しだな、と自分に気合を入れました。

中学受験はしない、でも英語は必要

今の中学生は、小学校がコロナ禍にあたり受験熱が加速しました。息子の周りもほぼ全員が私立中学に進学しました。

我が家はというと、息子自身も中学受験を希望しなかったことと、わたしも息子にたくさん子どもらしく遊んでほしいという考えから、無邪気に近所の区立小学校から区立中学校への進学と相成りました。
これはこれで、区や都が提供する教育の今を肌で感じ取ることができ、とても豊かな教育環境、家族体験だと思っています。

一方で、これからの世代は、これまで以上に英語が必要、というのが私見です。
AIにより常識が塗り替えられる中で、人間として母国語と世界共通語を、自力で使えることが大切。
日本経済も国内市場も限界があるなか、国外で働ける語学力を身に付けておくのはもはや「自己防衛」の術と言えると思います。

そのため、子どもの夏休みには自社の制度を利用し、できうる範囲内で親子ともども様々な英語環境に身を置くようにしています。

しかしながら、今年は受験を意識する年だということをすっかり忘れていました。そこで夏休みに入った最初の週末に、大慌てで学校見学について調べ始めると、なかなかスケジュールが合わないという現実問題が襲ってきました。なぜなら今年の夏は、3週間も海外にいるからです...。

親としてうかつだった自分を軽く呪いながら、何とか日程が合う、本人も行ってみたいという高校の学校説明会に申し込み。その後、すぐさま母子でニュージーランドに飛びました。

はたして留学の効果はあったのか。長い続きはこれからです。

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