【雑感】試写会、初体験。
先日、『ホビット』の映画第2弾“竜に奪われた王国”の試写会に行ってきました。何気に“試写会”は初体験で、若干緊張しつつも日比谷セントラルビルに。ワーナーブラザーズさん、専用の試写室をお持ちなんですね、ふむふむ。
ちなみにこの試写会、日頃から読書ログを残すのに活用させていただいている「ブクログ」様で当たったものです。別サービスでの献本連勝中の件とあいまって、こんなところで“運”を使っていていいのだろうか、、と思いながらも、使えるうちに使っておかないとも。
さて、試写室はちょっとしたミニシアター的な感じで、スクリーンも大きく&椅子も広めで座り心地もよく、快適に鑑賞できました。
写真はお土産でいただいた、レゴラスが表紙の折り畳み式の販促資料とA4ポスター、キャンペーン応募用のチラシです。ちなみにこのチラシ、招待券代わりのポストカードにも書いてあったのですが、鑑賞後に感想を“ハッシュタグ「#ホビット見た」を付けて”Twitterやfacebookでクチコミしてくれるとありがたいです&自動でキャンペーン応募に登録されますといった内容です。
こういった販促手法は最近よく見るようになっていますが、特段強要性も感じることなく、自然と何かしらを残そうとの気分になりました。それはそうと、ニュージーランドの“ホビット村”行ってみたいですね~、あ、前作のDVD-BOXまだ買ってなかった、週末に検討です。。
さて、肝心の本編はというと、、あっという間の2時間40分でした!
室内は飲食禁止だったので、何も口にできなかったのですが、そんなことも気にならないくらいに惹きこまれ、終始釘づけでした。
見どころはいくつもありますが、、副題にもなっている“竜・スマウグ”の存在感に、まずは圧倒されます。なんと言っても“でかい”、主人公・ビルボが文字通りに米粒くらいの大きさに見えます。また、登場時の猫のようにキュッと細まる瞳の動きだけで、これは“ヤバイ”と感じさせてくれました。
剣のようなキバ、槍のようなツメ、そして、全てを灼熱で溶かしつくすブレス(炎の息)、、特にブレスは呼び動作が明確で、スクリーン越しでも首をすくめてしまう迫力、その息づかいまでもが伝わってくるようでした、灼熱とともに。
それに対するは、もう一人の主人公トーリン、スマウグに奪われた“山の下の王国”を継ぐべき、放浪の王子、ちなみにイケメンドワーフ。なんですが、今回は王らしからぬ振る舞いが多く、ちょっとばっかし屈託しているようにも感じました。
物語の冒頭では、エルフの排他性を責めるようなシーンもあるのですが、トーリン自身もドワーフという枠組みに閉じこもってしまっているかのような排他性を感じさせるシーンが出てきて、種族間の溝についても描き出されているのかな、とも。
終盤、その屈託を振り払ったかなといった辺りで終わるのは、次作への上手い引きだなあ、と。
で、個人的には、レゴラスの登場が嬉しい誤算でした。原作には登場しないので、映画版でのオリジナル設定のようです、この他にも『指輪物語』の追補編からいくつかネタを持ってきているようで、原作は児童文学ということもあり物語性は薄めなのですが、上手く補っていると思います。
ついでに三角関係の描写も追加されていて、こちらも意外な展開でした。そういえば、ドワーフとのやり取りの中で、ギムリの話題も出ていました、メモメモ。
でも、映像化された“殺陣”がやはり、凄かった。森の中での遭遇戦、川を下りながらの乱戦、そして市街戦と、多彩な戦いが用意されていますが、共通するのは、エルフの身上でもある“スピードと身軽さ”。力のドワーフ、素早さのエルフとの対比が、非常に映えていたと思います、零距離での弓とか、たまりません。。
他にもまだまだたくさんの見どころがあるのですが、そのまま続きを観たくなる様な終わり方で、、気になります。本作は2/28から公開、第3弾は今年の12月頃に公開予定とのことで、、これは通常の映画館でも観に行かないと!です。できれば息子にも観せたいのですがちょっと早い&長い、ですかね。DVDからでもいいのですが、でも、できれば是非映画館で観ておきたい一本だと思います。
唯一残念だったのは、招待状代わりにいただいていたポストカードが没収されてしまった点でしょうか。手頃なサイズでいい記念にと思っていたので、ちょっと淋しかったです。とまぁ、マイナスポイントはこのくらいというくらいに、満足な出来でした。あ、クモが苦手な方は冒頭のエピソードはちょっと修行が必要かも、です。。
そうそう、上映前にかかったニュージーランド航空のプロモーションもなかなかに素敵で“中つ国”の奥行きが丁寧に表現されていると思います。スタッフの皆さんの遊び心や、観光スポットとなっているホビット村の紹介、樽下りなど、楽しく拝見しました。