【雑感】“痕跡本”を旅に出してみました。
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先日お邪魔した「池袋読書会【comnicode】」様の場をお借りして、“痕跡本”を一冊、旅に出してみました。どの本にしようかいろいろと悩みましたが、こちらでも一度紹介した『外科医 須磨久善』をチョイス。こんな感じで書きこんで、手持ち最後の「comnicode」を登録して放流。
ちなみに痕跡本とは、古沢和弘さんが命名された「古本に残された線引きや書き込み、挟み込みなどを前の持ち主の痕跡ととらえ、そのような持ち主が読んだ痕のある古本。」となります(はてなキーワードより)。本に何かしらを書き込むのは心理的な壁が結構高かったのですが、、“一度やってみたら”意外なほどに面白く。
小説(特にミステリーなど)はまだ抵抗が残りますが、エッセイやノンフィクションなどは、著者や登場人物と会話をしているかのような気分になれて、ただ言葉を追いかけていくだけの読み方とは違った体験を与えてくれました。
機会がありましたら是非一度、試してみてください。
そうそう余談ですが、先日の池袋読書会(9/26)では、旅のガイドブックを友人との間で貸し借りをしながら書きこんでおられる方がいました。同じ観光名所やレストランでも、人によって感想も着眼点も異なるので、時には一緒に旅をしているかのような気分になれるとのことでした。文字通りに本を“育てている”と感じ、楽しそうだなぁ、、と印象的でした。
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