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「誰かが教えてくれることを信じるのではなく、自分で考えて行動する」ためには、矛盾だらけの「現実」をありのままに把握することから始めるリアリスト思考が欠かせません。「考える・書く力」の研修を手がける開米瑞浩が、現実の社会問題を相手にリアリスト思考を実践してゆくブログです。

原子力論考(69)「再稼働反対」キャッチフレーズには催眠効果があり、正常な判断力を失わせる

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1ヶ月ぶりの原子力論考です。そろそろこれを書いておこうかと。

まずはこの2つの映像を見てください。それぞれ10秒ぐらいずつで十分です。

7/1大飯原発前の再稼働反対抗議行動
http://www.youtube.com/watch?v=yY21oylETzM&feature=player_detailpage#t=23s

6/29首相官邸前の再稼働反対抗議行動
http://www.youtube.com/watch?v=XacTjHRip8E&feature=player_detailpage#t=7s

どちらにも共通するのが、単調な太鼓のリズムに乗せて

  さいかどう はんたい
  さいかどう はんたい
  さいかどう はんたい

というキャッチフレーズを連呼していることです。

こういう「単調なサウンド」には催眠作用があるため、マインドコントロールによく使われます。
この集団の中にいると、「自分たちは正義を行っている」と信じ込んでしまいますが、それは自ら望んで催眠状態に陥っているようなものなんですよ。

大飯原発の再稼働がホットな政治課題だった6月末~7月初めのこの時期から1ヶ月強、この種の原発再稼働反対運動は尻すぼみになり、動員数が減っています。ピークの7月6日には官邸前デモに2万人弱の人が集まりましたが、一ヶ月経った8月3日には4千人に縮小しました。ちなみにこの4千人というのは、一部の政党と労組、中にはいわゆる「過激派」、暴力集団として警察の監視対象になっている組織による「動員」もかかっての4千人ですので、本当の一般の市民はどれぐらいいることか・・・・

↓参考:官邸前抗議行動の、主催者発表と警察発表の人数推移をグラフにしてくれた方がいました
http://ow.ly/i/P7Ld/original

だいたいこの種の活動に関わる人の本当の動機は「自分の力で社会を変えたい」というもので、もっとハッキリ言えば、「自分に力があることを確かめたい」というものです。だから、成果が上がらなくなれば速攻で去っていきます。そうして去っていく人々が増えると、残った人々の間では焦りが出てきます。フラストレーションが溜まって過激な行動に出る者が出始めます。実際、7月27日には逮捕者2名を出していますが、「過激な行動」がこれで止まるとは思えません。

そんなわけで、もし身近な人が再稼働反対デモに出かけているようなら、そろそろ必死で止めたほうがいい時期です。
暴力事件に巻き込まれて負傷するだけならまだしも、逮捕される可能性もあります。
いや、俺はおとなしく抗議するだけだ、というかもしれませんが、ああいう場では人は催眠状態に陥り、正常な判断力を失いやすいものです。それに、本人はそうでも周りの人間がおかしくなったらまとめて拘束される可能性もあります。

もし今から「原発再稼働反対デモ」に行こうと考えているなら、それがその種の危険性をはらんだ行動である、ということは知っておいてください。

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