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「誰かが教えてくれることを信じるのではなく、自分で考えて行動する」ためには、矛盾だらけの「現実」をありのままに把握することから始めるリアリスト思考が欠かせません。「考える・書く力」の研修を手がける開米瑞浩が、現実の社会問題を相手にリアリスト思考を実践してゆくブログです。

書評:「放射能は怖い」のウソ

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非常に良い本を入手しましたので紹介します。

この本を読むと、1mSv/h 以下で大騒ぎしているのが馬鹿らしくなります。
1mSv/ "h" です。日でも年でもありません。
1 'm' Sv/h です。μではありません。

p.18にそのへんの記述があるので引用しますね。

「1998年にフランスのモーリス・チュビアーナという人がEUの科学者を集めて、放射線が人間の細胞に与える影響を調べてみたんだ。若い細胞のほうが放射線の影響を受けやすいので、胎盤とか胎児の細胞を使ってね。その結果、自然放射線の10万倍にあたる10mSv/h までなら、どんなに細胞を細胞を傷つけても完全に修復させてしまうことがわかったんだ。
とにかく10万倍までならまったく問題ないということがわかって、世界中の学者が衝撃を受けたんだよ」
(モーリス・チュビアーナ氏はこの研究により2007年にマリー・キュリー賞を受賞)

というわけです。20mSv/年 で大騒ぎしている政府や報道を見ていると信じられないかもしれませんが、私も3月以来いろいろと調べてきまして、この本は間違いなく良書! と推薦します。

一刻も早く避難区域が解除されることを願って。

「放射能は怖い」のウソ 親子で考える放射能Q&A
武田ランダムハウスジャパン 著者:服部 禎男 価格:1,029円 評価:★★★★★

「放射能は怖い」のウソ 







内容紹介(Amazonの商品ページの内容を転記)

原発と放射能を第一線で見続けてきた著者が語る、放射能の真実。
マンガつきのQ&A形式で、難しい話が簡単にわかります!


テレビや雑誌から流されるのは「放射能は怖い」という話ばかり。
ちょっとでも放射能が検出されると大騒ぎで、ことさらに恐怖をあおり、「放射能は怖いもの」という洗脳を続けています。
しかし放射能は本当にそんなに怖いものなんでしょうか? 
ラドン温泉は健康にいいと言うのになんで放射能はちょっとでもあると怖いんでしょうか? 
宇宙飛行士は地上の数百倍の放射線を浴びているけど大丈夫なんでしょうか?
ちょっと考えてみると、おかしな話ばかりです。

この本では放射能と今回の福島原発事故に関する素朴な疑問に、ていねいにわかりやすく答えていきます。
放射能が怖いと思われるようになった歴史から、ICRPが出している国際勧告のデタラメぶり、
デタラメぶりを証明する最新の放射線ホルミシスに関するデータ......。

そして「放射能は怖い」どころか、放射能がないと人間は生きていけないという事実もわかります。
目からうろこが落ちる話ばかりで、放射能に対する考えが百八十度変わるかもしれません。
この本を読めば、放射能の正しい知識が身について、今回の原発事故が怖くなくなります。

「ここでお話しする内容は実際に私が見たり聞いたりしたことばかりです。世の中にはデマや噂があふれています。
どうして作り話がとびかうのでしょうか。どうかそんなものに流されることなく、正しい情報を知って、行動してほしいと思います」

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