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「誰かが教えてくれることを信じるのではなく、自分で考えて行動する」ためには、矛盾だらけの「現実」をありのままに把握することから始めるリアリスト思考が欠かせません。「考える・書く力」の研修を手がける開米瑞浩が、現実の社会問題を相手にリアリスト思考を実践してゆくブログです。

セミナー開始直前の息詰まるような空気をふんわりさせる方法

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ふと気づけば前回ブログを書いてからもう20日経ってました。
途中GWを挟んだとはいえどうもみなさん、ご無沙汰しました。

そのGWの直前に吉見範一さんをメインゲストに招いて「人気講師への道」というセミナーを開催したんですが、今日はその時の受講者のお一人からいただいた実践報告をご紹介します。

(ヘルスケア関係のセミナーを開催されているM・Kさんより)
前振りで本題と関係ない話をしてみました。
受講生が変な顔してました(いわゆるドンビキ状態)
.........私には難しいです。。。
段々話を本題に近づけていったら、
皆さん話に乗ってきてくださいました。
おおっと・・・・ごめんなさい、うまく行かなかったみたいですね。

「セミナーを始めるとき、いきなり本題に入らずに、
 関係ない雑談のようなネタから入って本題につなげる」

というのは、
講師と受講者の距離を縮めて、受講者の緊張をほぐして
本題が頭に入りやすくなる、有効なテクニック
です。

でもこれ結構難しいんですよね。

ナチュラルな雰囲気を作って、雑談、特にくだらない
失敗談のようなネタでジョークをかましながら、
セミナーのオープニングを決める、というのは

・・・・・ある種の芸人トークでしてなかなか難しいです。
正直私もあまりやってないぐらいです。
吉見さんはこれの名人芸なので、吉見さんのセミナーを見る
機会があったらぜひ参考にしてください。
(たとえば→ 究極の名刺交換セミナー)


さて、雑談ネタトークは難しいとして、じゃあどうするか、が問題ですね。

私の場合、たいていはセミナーのオープニングではなく、
その前に手を打ってます。

「はい、それではただいまから○○セミナーを始めます」

という正規のアナウンスをする「前」の数分間。
ここで何をするかというと・・・・

(開始定刻数分前、受講者がだいたい集まってきたもののみんな
緊張して黙って座っている、シーンと張り詰めた空気の中で)
(小声で)えー・・・・・・・(わざと数秒かける)
みなさん・・・・(このあ いだにゆっくり全員見渡す)
この開始前の数分間って、講師にとっては
一番・・・・緊張するんですよね
(これをニコニコしながら言 う。と、たいていここでちょっと笑いがとれる

静まりかえった空間でちょっと落ち着かないじゃないですか、ね?
だもので、願わくば さりげなーく雑談などしていただけると、
そうですね、せっかくこの同じ場に集った者同士、
自己紹介がてらみなさん相互に挨拶などしていた だけると
ほーんと、助かります

↑という感じ。これを正規の開始時間ちょっと前にやっておくわけです。

同じ会社の社員同士とかで相互に面識ある場合は最初から雑談していることが多いのであんまり心配いりませんが(^^ゞ

受講者が相互に面識がなく、お互い遠慮して黙って座って
いるような場合には結構効果的なので、試してみてください。

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