オルタナティブ・ブログ > ITソリューション塾 >

最新ITトレンドとビジネス戦略をわかりやすくお伝えします!

【図解】コレ1枚でわかるイミュータブル・インフラストラクチャとインフラストラクチャ・アズ・コード

»

im.png

ミドルウェアやアプリケーションは、バグの修正やセキュリティ・アップデートを適宜適用しなければなりません。運用チームは、そのたびにアプリケーションが正常に稼働することを確認しなくてはならず、もし更新後に問題が発生すれば、非常に手間のかかる「問題の切り分け」をしなくてはなりません。

このような事態に対応するために、「台帳」でIT資産の更新履歴、用途、バージョン、責任者、作業内容、日付などを管理するのが一般的です。しかし、ハードウェアやソフトウェアが増え続けていくと、その管理は容易ではなく、実際の状態と台帳の内容がずれてしまい、その都度個別の確認が必要でした。

この事態を解消する手段が、イミュータブル・インフラストラクチャ(Immutable Infrastructure)です。イミュータブルとは「不変」すなわち、「本番環境に手を加えない」という意味で、「バージョンアップやパッチ適用などの管理をしない」という考え方です。

そのために、全く同じ構成や能力の本番環境と開発環境を用意しておきます。そして、本番環境には手を加えず、開発環境でのみバージョンアップやバッチ適用などをして、そこで十分にテストし、問題がないと判断すれば、ネットワークの接続先を開発環境から本番環境に切り替えます。もし、切り替えで問題があっても、ネットワークを元に戻せば、旧本番環境に戻せます。

この本番環境と開発・テスト環境をハードウェアではなく仮想マシンにすれば、インフラの構築や廃棄、起動に手間や時間はかからず、移行作業の負担を大きく減らすことができます。さらに、コンテナにしておけば、インフラのことなど意識しなくてもよくなりますから、もっと頻繁に、高速にこの作業を繰り返すことができます。

さらに、ハードウェア、OS、コンテナ、開発・実行環境までを一元的にソフトウェアで制御し、自動化しようとする、「インフラストラクチャ・アズ・コード(Infrastructure as Code)」と呼ばれるやり方もあります。インフラを設定する全ての手順をコード化するという意味で、ChefAnsibleTerraformといったオープンソース・ソフトウェアが、このような仕組みを実現するための機能を提供しています。

神社の杜のワーキング・プレイス 8MATO

banne_rpamphlet.png

IMG_4293.jpeg

八ヶ岳南麓・山梨県北杜市大泉町、標高1000mの広葉樹の森の中にコワーキングプレイスがオープンしました。WiFiや電源、文房具類など、働くための機材や備品、お茶やコーヒー、お茶菓子などを用意してお待ちしています。

8MATOのご紹介は、こちらをご覧下さい。

8MATO(やまと)の日の ご案内

スクリーンショット 2024-07-17 5.41.16.png

スクリーンショット 2024-07-17 5.41.31.png

>>> パンフレット(PDF)のダウンロードはこちらから。

そんな「8MATO(やまと)の日」にちなんで、インスタ・シェア・キャンペーンを始めました。

なんと、インスタで8MATOをメンションしてご紹介していただけるとランチ無料チケットをプレゼント!しかも、2回までOKという大盤振る舞いです。

インスタのQRはこちらです。

6月22日・販売開始!【図解】これ1枚でわかる最新ITトレンド・改訂第5版

生成AIを使えば、業務の効率爆上がり?
このソフトウェアを導入すれば、DXができる?
・・・そんな都合のいい「魔法の杖」はありません。

=> Amazon はこちらから

これからは、「ITリテラシーが必要だ!」と言われても、どうやって身につければいいのでしょうか。
「DXに取り組め!」と言われても、これまでだってデジタル化やIT化に取り組んできたのに、何が違うのかわからなければ、取り組みようがありません。
「生成AIで業務の効率化を進めよう!」と言われても、"生成AI"で何ですか、なにができるのかもよく分かりません。
こんな自分の憂いを何とかしなければと、焦っている方も多いはずです。

そんなあなたの不安を解消するために、ITの「時流」と「本質」を1冊にまとめました! 「そもそもデジタル化、DXってどういう意味?」といった基本の「き」からはじめます。「クラウド」や「IoT」、「AI」など、知らないでは済まされないトピック、さらには「生成AI」や「AIエージェント」、「量子コンピュータ」といった最先端の話題まで、しっかり解説します。特に「生成AI」については、丁寧に解説しました。

DXについては、いまや成果をあげることが求められています。そんな「DXの実践」について、ひとつの章を設けて丁寧に解説しました。
この1冊で、「ITの最新トレンド」と「DX実践の勘所」をつかみ取って下さい。

  • 【特典1】掲載の図版はすべてPowerPointデータでダウンロード、ロイヤリティフリーで利用できます。社内の企画書やお客様への提案書、研修教材などにご活用ください!
  • 【特典2】本書で扱うには少々専門的なITインフラやシステム開発に関わるキーワードについての解説も、PDFでダウンロードできます!

=> Amazon はこちらから

新入社員のための「1日研修/1万円」

今年で8年目を迎える恒例の"新入社員のための「1日研修/1万円」"の募集を始めました。

Tr.jpg

社会人として必要なITの常識を学び、ITに関わることのやり甲斐を考える

ChatGPTや生成AIの登場でビジネスの前提が大きく変わってしまいました。DXもまた再定義を余儀なくされています。アジャイル開発はもはや前提となりました。しかし、ChatGPTに代表される生成AIが何か、何ができるのかも知らず、DXとデジタル化を区別できず、なぜアジャイル開発なのかがわからないままに、現場に放り出されてしまえば、自信を無くしてしまいます。

そんな彼らに、いまのITの常識をわかりやすく、体系的に解説し、これから取り組む自分の仕事に自信とやり甲斐を持ってもらおうと企画しました。

お客様の話していることが分かる、社内の議論についてゆける、仕事が楽しくなる。そんな自信を手にして下さい。

【前提知識は不要】

ITについての前提知識は不要です。ITベンダー/SI事業者であるかどうかにかかわらず、ユーザー企業の皆様にもご参加頂けます。

SS.jpg

これからの営業の役割や仕事の進め方を学び、磨くべきスキルを考える

ChatGPTの登場により、ビジネス環境が大きく変わってしまいました。もはや、お客様からの要望や期待に応えて、迅速に対応するだけでは、営業は務まりません。お客様の良き相談相手、あるいは教師となって、お客様の要望や期待を引き出すことが、これからの営業には求められています。

AIやテクノロジーに任せるべきことはしっかりと任せ、人間の営業として何をすべきか、そのためにいかなる知識やスキルを身につけるべきなのか。そんな、これからの営業の基本を学びます。また、営業という仕事のやり甲斐や醍醐味についても、考えてもらえる機会を提供致します。

Comment(0)