【図解】コレ1枚でわかるイミュータブル・インフラストラクチャとインフラストラクチャ・アズ・コード
ミドルウェアやアプリケーションは、バグ修正やセキュリティ・アップデートを適宜適用しなければなりません。脆弱性が見つかれば、直ちにパッチ適用が必要です。運用チームは、そのたびにアプリケーションが正常に稼働することを確認しなくてはならず、もし更新後に問題が発生すれば、非常に手間のかかる「問題の切り分け」をしなくてはなりません。
このような事態に対応するために、「台帳」でIT資産の更新履歴、用途、バージョン、責任者、作業内容、日付などを管理するのですが、ハードウェアやソフトウェアが増え続けてゆくと、実際の状態と台帳の内容がずれて合致しなくなり、その都度個別の確認が必要となってしまいます。
この事態を解消する手段が、イミュータブル・インフラストラクチャ(Immutable Infrastructure)です。イミュータブルとは「不変」すなわち、「本番環境に手を加えない」という意味で、「バージョンアップやパッチ適用などの管理をしない」という考え方です。
本番環境を変更するときは、まったく同じ構成や能力のインフラを別に用意しておき、そこで十分なテストを実施し、問題がないと判断すれば、ネットワークの接続先を本番環境からそちらに切り替え、入れ替えようというのです。もし、切り替えた本番環境に問題があっても、ネットワークを元に戻せば、旧本番環境に戻すことができます。
この本番環境と開発・テスト環境をハードウェアではなく仮想マシンに、さらにコンテナにすれば、インフラの構築や廃棄、起動に手間や時間はかからず、移行作業の負担を大きく減らすことができます。
さらに、ハードウェア、OS、コンテナ、開発・実行環境までを一元的にソフトウェアで制御し、自動で移行させようというやり方もあります。「インフラストラクチャ・アズ・コード(Infrastructure as Code)」と呼ばれるこのやり方は、インフラを設定する全ての手順をコード化するという意味で、ChefやAnsibleといったオープンソース・ソフトウェアが、このような仕組みを実現するための機能を提供しています。
次期・ITソリューション塾・第32期(10月9日開講)の受付が始まりました。
次期・第32期では、「デジタル・トランスフォーメーション(DX)の本質と実践」を基本コンセプトに、それを支えるテクノロジーや実践ノウハウなどを充実させる予定です。
そのための特別講師として、SAPジャパン社長の福田譲氏に講師をお願いし、DX時代の次世代ERPとお客様との実践的取り組みについてのお話を頂きます。
また、DXの先駆的な取り組みで成果をあげられている戦略スタッフサービス代表の戸田孝一郎氏、そんな時代の新しいセキュリティ戦略である「ゼロトラスト・セキュリティ」についてはマイクロソフト・ジャパンCSOの河野省二氏にも講師としてお招きし、新しい常識への実践的な取り組みをご紹介頂きます。
詳しくは、こちらをご覧下さい。具体的な日程や内容について、ご紹介しています。
ITビジネス・プレゼンテーション・ライブラリー/LiBRA
【8月度のコンテンツを更新しました】
・量子コンピュータのプレゼンテーションに新しい資料を加えました。
・講演資料を2つ追加しました。
・動画セミナーを1編追加いたしました。
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総集編
【改訂】総集編 2019年8月版・最新の資料を反映しました。
総集編
【改訂】新入社員のための最新ITトレンド研修・2019年8月版
【改訂】これからのビジネス戦略
ITソリューション塾・最新教材ライブラリー/ITソリューション塾・第31期
【改訂】IoT
【改訂】AI
【改訂】これからの開発と運用
【改訂】これからのビジネス戦略
ビジネス戦略編
【改訂】デジタルとフィジカル(1) p.3
【改訂】デジタル・トランスフォーメーションとCPS p.7
【新規】デジタル・トランスフォーメーションとは何か(1) p.8
【新規】デジタル・トランスフォーメーションとは何か(3) p.10
【新規】デジタル・トランスフォーメーションとは何か(4) p.11
【新規】デジタル・トランスフォーメーションとは何か(5) p.12
【新規】DXを支える4つの手法と考え方 p.64
【新規】「手段」と「目的」をはき違えるな! p.87
【改訂】事業戦略を考える p.88
【新規】共創ビジネスの実践 p.146
【新規】DXと共創の関係 p.147
【新規】イノベーションの本質 p.154
サービス&アプリケーション・先進技術編/IoT
*変更はありません
サービス&アプリケーション・先進技術編/AI
*変更はありません
ITインフラとプラットフォーム編
*変更はありません
クラウド・コンピューティング編
【新規】クラウド・ネイティブとは p.106
サービス&アプリケーション・基本編
*変更はありません
開発と運用編
【新規】システム化の対象範囲 p.4
【新規】ITの役割分担 p.5
【新規】ワークロードとライフタイム p.6
【新規】人間の役割のシフト p.7
【新規】超高速開発ツール p.86
ITの歴史と最新のトレンド編
*変更はありません
テクノロジー・トピックス編
【新規】メモリードリブン・コンピュータ p.56-59
量子コンピュータ
【新規】物理学とコンピュータ p.3
【新規】量子コンピュータの分類 p.4
【改訂】量子コンピュータの限界と可能性 p.6
講演資料:
【大学生・講義】テクノロジーな未来は私たちを幸せにしてくれるのだろうか?
【SIer向イベント】Sierはもういらない! DX時代にそう言われないために