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最新ITトレンドとビジネス戦略をわかりやすくお伝えします!

新入社員にITのわくわくと仕事の楽しみ方を教えたい

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今日、第1回目の"新入社員のための 「最新ITトレンド・1日研修」" @東京を開催します。

バッチやオンラインといったコンピューターの基礎知識は教えても、クラウドや仮想化、IoTやAIを教えないままに、実践の現場に送り出されてゆく新入社員たち。しかし、ビジネスの現場に出てみると40年前の基礎知識が役に立つことはほとんどなく、新しい言葉が飛び交っています。

「現場で学んでこい」あるいは「先輩から教えてもらえ」といわれても、教えられる人もいないままでは、どうしようもありません。これでは、ただただストレスを積み上げるだけの話しです。

こんな状況を何とかしたいと、今年から始めることにしたのがこの研修です。次のような講義内容です。

  • 最新のITトレンドとサイバーフィジカルシステム
  • クラウド・コンピューティング
  • 仮想化とSDI
  • IoT(モノのインターネット)
  • AI(人工知能)
  • これからの開発と運用
  • デジタルトランスフォーメーションとこれからのビジネス

最新のテクノロジーやビジネスを体系的にわかりやすく伝えることを目指して講義内容を作りました。特に意識したのは「歴史」と「顧客価値」です。

例えば、クラウドが、いまこれほど注目されているのはクラウドが存在しているからではなく、クラウドを必要とするニーズがあったからです。それを理解するためには、クラウドに至るITの歴史を知ることです。歴史が最高の講師であることはITに限った話しではありません。辞書のような意味や機能の解説ではなく、ITと人との営みの歴史を読み解けば、クラウドへ至る必然が見えてきます。そういう理解が言葉の厚みを増し、お客様への説明力も身につくのです。

もうひとつの「顧客価値」とは、お客様のどのような事業課題を解決できるかです。お客様はITを使いたいのではなく、ITによって何かを解決したい、あるいは実現したいわけです。その「何か」を説明し、テクノロジーがどのようにお客様のビジネスの成果に貢献するのかを理解しなくてはなりません。ITに関わる仕事をする者が「お客様の立場に立つ」とはこのような視点を持つことではないでしょうか。

また、テクノロジーだけではなく、「ITで仕事をする」ことを通じて「自分をどのように成長させてゆくか」についても伝えてゆこうと思っています。

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多くの人たちが100年寿命をまっとうする時代となり、テクノロジーはますます私たちの人生に大きな役割を果たそうとしています。それがどういうことかを伝えながら、人生の時間の多くを占める仕事を通じて、自分を成長させてゆくことの大切さやそれをどのように実行してゆくかについても伝えようと思っています。

10代〜20代前半の「教育の期間」、20代〜60代の「仕事の期間」、60代〜80代までの「引退の期間」といったこれまでの3つのステージでは、彼らの世代は人生をまっとうすることはできないでしょう。教育と仕事を重ね合わせ、多様なスキルでマルチステージ、あるいはパラレルステージを生きるしかありません。私自身、36歳でIBMを退職して以降、いろいろなことをやってきました。失敗は数知れず、いまでも安定にはほど遠い人生を送っています。そんな経験から学んだ「いつまでも社会に必要とされる存在になるためにはどうすればいいのか」も、道半ばではありますが、整理して伝えてみようかと思っています。

最新ITトレンド研修と言いながらこれからの生き方研修にもなりそうですが、それもまた、この研修の「色」だとおもっています。

そして、人生のひとつのステージとして「ITに関わる仕事」を選んだ彼らに、ITがどれほど魅力的でわくわくするか、この仕事をどのように楽しめばいいのかも伝えたいと思います。

今日のブログは、これから始まる講義を前に、ささやかな決意声明といったところでしょうか(笑)。

受付開始!ITソリューション塾・第26期

古い常識をそのままにお客様の良き相談相手にはなりません

  • 古い知識のままで、知っているつもりになってはいませんか?
  • 新しい言葉を知ってるだけで、知っているつもりにはなっていませんか?
  • 説明できないのに、知っているつもりになっていませんか?

「知っているつもりの知識」から「実践で使える知識」に変えてゆく。そんなお手伝いをしたいと思っています。

10月4日(水)より開催される「ITソリューション塾・第26期」の受付を開始致しました。内容も一部変更し、「ITでビジネスを革新する」をテーマに、ビジネスの課題にITをどのように活用してゆけばいいのか、また、情報システム部門やSI事業者は、いまの時代の変化にどのように向きあえばいいのかについても考えてゆきます。

講義で使用する500ページを超える最新のプレゼンテーションは、オリジナルのままロイヤリティ・フリーで提供させて頂けます。お客様への提案、社内の企画資料、イベントでの解説資料、勉強会や研修の教材として、どうぞ自由に活用してください。

第26期 ITソリューション塾

  • 日程 2017年10月4日(水)〜12月12日(火) 18:30〜20:30
  • 回数 全11回
  • 定員 60名
  • 会場 アシスト本社/東京・市ヶ谷
  • 料金 ¥90,000- (税込み¥97,200) 全期間の参加費と資料・教材を含む

詳しくは、こちらをご覧下さい。

大阪開催決定!新入社員のための最新ITトレンド・1日研修

「お客様の話しに、ついてゆけません。言葉が分からないんです。」

こんな話をする新入社員は少なくありません。もちろん経験のない彼らが仕事をうまくこなせないのは当然のことです。しかし、「言葉が分からない」というのは別の問題です。

IoT、AI、クラウドなどのキーワードは、ビジネスの現場では当たり前に飛び交っています。しかし、新入社員研修ではITの基礎やプログラミングは教えても、このような最新ITトレンドについて教えることなく現場に送り出されてしまいます。そのため、お客様が何を話しているのか分からないままに、曖昧な応対しかできず、自信を無くしてしまう、外に出るのが怖いなどの不安をいだいている新入社員も少なくないようです。

そんな彼らに、ITの最新トレンドを教え、ITがもたらす未来への期待、そこに関わることへの誇りを持てるようにと企画しました。

参加費が1万円なら、懐の寂しくても自腹で参加できるはずです。また、既に新入社員研修の予算を使い切った企業でも、何とかやりくりして頂けるのではないでしょうか。そんな想いで、この金額にしてみました。また、100ページを超えるテキストは、パワーポイントのままでロイヤリティフリーで提供させて頂きます。

*大阪での開催のご希望が多数寄せられたこともあり、大阪でも開催させて頂くこととなりました。

実施内容

  • 日時:下記日程のいずれか1日間(どちらも同じ内容です)
    • 【東京・第2回】9月04日(月)10:00〜17:00
    • 【大阪】 9月07日(木)10:00〜17:00 *追加*
      • *昼休み1時間、休憩随時
  • 東京会場:株式会社アシスト・本社1階セミナールーム/市ヶ谷
  • 大阪会場:株式会社アシスト・大阪セミナールーム/グランフロントタワーA
  • 定員:50名/回
  • 費用:1万円(税込10,800円)
    • 新入社員以外(例えば、他業界からIT業界に転職された方や人材開発・研修担当の方)で参加されたい場合は、3万8千円(税込 41,040円)でご参加いただけます。
  • 内容:
    • ITビジネスの歴史と最新トレンド
    • クラウド・コンピューティング
    • ITインフラと仮想化
    • サイバーセキュリティ
    • IoT
    • AIとロボット
    • アジャイル開発とDevOps
    • これからのITとITビジネス

詳しくはこちらをご覧下さい。

最新版(7月度)をリリースしました!

ITビジネス・プレゼンテーション・ライブラリー/LiBRA

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最新版【2017年7月】をリリースいたしました。

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今月度は、AIとIoTを中心に大幅に資料を追加しています
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ビジネス戦略編
【新規】3つのIT:従来のIT/シャドーIT/バイモーダルIT p.23
サービス&アプリケーション・先進技術編/人工知能とロボット
【新規】IoTとAIの一般的理解と本当のところ p.4
【新規】人工知能の3つの役割と人間の進化 p.12
【新規】自動化から自律化への進化 p.16
【新規】スマートマシンの必要性 p.16
【新規】人工知能のロボットへの実装 p.24
【新規】専門家と人工知能 p.26
【新規】人工知能は知的望遠鏡 p.27
【新規】ITと人間の関係の変遷 p.33
【新規】これまでの学習とディープラーニング p.42
【新規】ルールベースと機械学習 p.43
サービス&アプリケーション・先進技術編/IoT
【新規】IoTとAIの一般的理解と本当のところ p.15
【新規】従来のやり方とIoTの違い p.18
【新規】LPWAとは p.51
クラウド・コンピューティング編
変更はありません
サービス&アプリケーション・基本編
【新規】ERPシステム/パッケージとクラウドでの利用形態 p.11
【新規】SOAの狙いと成果 p.27
開発と運用編
【更新】ウォーターフォール開発とアジャイル開発 p.17
インフラ&プラットフォーム編
【新規】認証基盤 p.117-118
【新規】認証に関わる課題 p.119
【新規】シングルサインオンとフェデレーション p.120
【新規】Apache Spark p.179
トピックス編
変更はありません
ITの歴史と最新のトレンド編
変更はありません

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