【図解】コレ1枚でわかるデジタル化の歴史
1950年代、コンピューターがビジネスで使われるようになりました。1964年、いまで言うメインフレームの前身であるIBM システム/360が登場し、ビジネス・コンピューターの需要が一気に拡大します。そして、大規模な計算業務のデジタル化が始まりました。
1970年代、コンピューターの用途はさらに広がります。伝票の発行や経理処理、生産現場での繰り返し作業など、定型化された繰り返し業務(ルーチンワーク)がコンピューターによって処理される時代になったのです。
1980年代、小型コンピューターやPCの登場により、コンピューターは多くの企業に広く行き渡ります。また、企業内にネットワークが引かれ、個人や部門を越えた伝票業務の流れ(ワークフロー)がコンピューターに取り込まれデジタル化されるようになりました。
1990年代に入り、PCは一人一台の時代を迎えます。そして、電子メールが使われるようになり、文書や帳票の作成をPCでこなし、それらを共有する需要も生まれました。そんな時代を背景にグループウェアが登場し、共同作業(コラボレーション)のデジタル化がすすんでゆきました。インターネットも登場し、コラボレーションはさらに広がりを見せ始めます。
2000年代に入り、FacebookやTwitterといったソーシャルメディアが登場します。また、2007年のiPhoneの登場により、誰もが常時ネットにつながる時代を迎え、ヒトとヒトのつながり(エンゲージメント)が、デジタル化される時代を迎えます。
そして、いまIoTの時代を迎えようとしています。モノが直接ネットにつながり、モノやヒトの状態や活動がデータとして集められ、ネットに送り出される仕組みが出来上がりつつあります。私たちの日常生活や社会活動に伴う様々なアクティビティがデジタル化されようとしているのです。
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最新版【2015年10月】をリリースいたしました。今回の目玉は、最新ITトレンドを俯瞰するチャートの追加、IoT関連のチャートの追加、ビジネス戦略の内容刷新とSIビジネスを分析したチャートの追加です。
【テクノロジー編】(379ページ)
- 「デジタル化の歴史」を追加しました。
- サイバー・フィジカル・システムについて、既存のチャートを修正し、さらに新たなチャートを追加しました。
- IoTについてのチャートを追加しました。
- IoTのもたらすパラダイムシフトについてのチャート
- フォグ・コンピューティングのチャート
- 「クラウドにつながるとモノはインテリジェンスになる」チャート
- 人口知能(ティープラーニング)についてチャートを追加しました。
【ビジネス編】(67ページ)
- 新たに「SIビジネスの現場や課題」の章を立て、8枚のチャートを追加しました。
- 成長してきたSI産業
- SI事業のコスト構造
- SI企業のアドバンテージ・マトリクス分析 など
- 新たに「SIビジネスのが直面する現実」の章を立て、既存のチャートと4枚の新しいチャートを加えました。
- シチズンインテグレーターとの競合
- グローバル競争との対峙・新たな競争原理
- 異業種との競合 など
- 新規事業の立ち上げについて、一部内容を見直し、新しいチャートを加えて再構成しました。
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目次
- 第0章 最新ITトレンドの全体像を把握する
- 第1章 クラウドコンピューティング
- 第2章 モバイルとウェアラブル
- 第3章 ITインフラ
- 第4章 IoTとビッグデータ
- 第5章 スマートマシン