アウトソースしたIT関連事務をもう一度インしてみた結果...
どうも、何でもかんでも手をつけすぎて何を売りにしたらいいのかよくわからなくなっています。完全にツチノコパンダ状態の松井です。
世の中でコアコンピタンスと言われてから幾年月が過ぎたでしょう。
中心事業に集中しましょう、それ以外はアウトソーシングでコスト削減と業務スピードを上げましょう、と言った内容だったかと思います。
そうした流れの中で、ふと思ったのが、IT関連業務はアウトソースしないほうがいいんじゃないかという話。
ちょっと例を挙げると、マーケティングの会社で自社セミナーのLP作成や顧客からの頼まれごとでウェブサイトを作ったりした時に、制作会社に全部投げていたんです。
ところが、ぼくが関わってから少しずつ内製に切り替えました。
そうするとどうなるかというと、まず制作スピードが上がります。外部に依頼するのと違って、モヤッとしたイメージのままでもガンガン制作して改善していくという、改善を前提としたスタイルで進められるのでスピードが上がります。
それと、内部でコミュニケーションを取りながら進めるので、マーケティングの観点をふんだんに盛り込んだものが出来上がります。
そうした結果、単独のサービスとして提供するレベルに至ったのです。
ちなみに、ぼくのデザイン力は並みのデザイナーを70点としたら20点行かないくらいです。でも、世の中の便利なフレームワーク、例えばBootstrapを使えば割りと無難なデザインにはできるんですね。
それと、社内で使っているデータベースと連携して、例えばセミナーのスケジュール更新を自動化したりとか、もともと持っている技術も生かせるのです。
もちろん、デザインにシビアな案件は今後も制作会社にお願いすることになるのですが、基本方針はデザインより顧客獲得ですから。
そんなわけで、どの会社にも得意分野がありますし、もしかしたら業務の中でのIT活用や、ちょっと技術があれば外部に提供できるサービスに化けるような自社ノウハウも眠っているかもしれません。
仕事にIT、インターネットを使うことはもはやあたりまえなので、ITスキルは電話応対のスキルと同等かそれ以上に重要になってきています。
どんな会社も社内に一人か二人はIT技術者をおいておくのが望ましいんじゃないかと思う今日このごろです。