グロースハックは魔法の杖ではない、だからこそ解けることのない力になる
どうも、無職です。
無職がグロースした行方はヒモかはたまた有閑マダムか。夢は広がります。
今年に入ってから主夫としての活動を中心におこなっていたため、グロースハックから少し遠ざかりましたが、ふとしたきっかけでまじめに取り組むことになりました。
活動の成果についてはこのブログでもちょいちょい報告できればと思っています。
さて、グロースハックです。
平たく言ってしまえば商品を売るための方法論、ということになります。
でも、それだけで片付けてしまうというのはもったいないのです。なぜならば、これはただの手段ではなく、常に成長を続けるための考え方なのですから。
現時点で、あなたの事業がうまく行っていて、大きな不安などないとしたら。それはあなたがお客様に対して最善をつくし、利益を提供してきたからにほかならないでしょう。
すでにブランディングは成功している状態です。
ところで、あなたはお客様が、あなたが提供するサービスの何に対して感動し、どのような動機で選んでいるか、完全に理解しているでしょうか。
もし、誠心誠意尽くした結果だ、愛情を持ってサービスを提供してきたからだといったような曖昧な解釈をしているならば、果たして今後も今までの成長を再現できるのでしょうか。うまくいかない時に、改善点を見極められるのでしょうか。
こうした曖昧さを排除し、事業の成長を数字を元に論理的に分析し、改善していくための考え方がグロースハックです。
グロースハックを身につけることで、顧客の感動を意図的に高め、あなたのファンをより熱狂させることができる可能性を持っているのです。
ところで、タイトルにある通り、グロースハックは魔法の杖などではありません。
一部のセルフブランディングのようにSNSでの影響力を一瞬で高めるというような劇的な話ではありません。数値で表せる指標を元に地道に改善を行っていく活動なのです。
ですから、SNSの流行が変わった途端に色褪せるようなことは起こりません。
流行の変化が起こった時、その変化を論理的に捉え、変化に対応するための手段を導き出すのがグロースハックです。
ですから、グロースハックの考えを元に活動を続けることが、あなたの血となり肉となるのです。
少し具体的な話をしましょう。
グロースハックには重要事項として「AARRR」というものがあります。
- Aquisition (顧客候補を連れてくる)
- Activation (実際に顧客になってもらう)
- Retention (繰り返し利用してもらう)
- Referral (友人や知人に紹介してもらう)
- Revenue (収益をあげる)
この5項目の頭文字をとって「AARRR」です。
そして、それぞれの段階において指標を設定し、ユーザーの心理を行動から分析し、改善の種とします。そして、指標は必ず数字で表せるものである必要があります。
いくら数値で評価すると言っても、かっこよさとか心地よさを点数評価するということではありません。これらはあくまでも感覚的なものに主観的な基準を設けただけの話。
ユーザーの心理から行動を予測するのではなく、行動から心理を予測する必要があるのです。
ユーザーの行動には意識的なものではなく無意識のものも含まれます。サービスの利用者本人でも意識していない、気づいていない心理にまで踏み込むということです。
どうでしょう。
自分の考えたサービスを使って熱狂する顧客がいる状態を想像すると、なんだかワクワクしませんか?
まあ、その状態を実現するためには恐ろしいほど地味な作業を繰り返さなければいけないんですけどね (^_^;)