Facebook広告で1円入札やってみた ~本当は怖い「推奨入札価格」~
Facebookの広告は、入札方式になっています。
同じような条件の広告が表示されるレートが算定されており、今のところ日本に住んでいるすべての人にまんべんなくリック単位で課金される広告を実施する場合には、およそ320万人を対象にしておおむね50-100円程度が推奨されています。
少し前から少しずつ条件を変えて広告を試しているのですが、ふと、1円で入札してみたらどうなるだろう?と思いつき、早速実験してみました。
というのも、素直に推奨された金額で入札を行っていると、一日の上限予算として設定した金額をきちんと使いきる、つまりそれだけのクリックが得られるまで表示(インプレッション)が行われることから、もしかしたらうんと低い入札額でもどんどん表示してくれるならそのほうがいいんじゃないかという推測で。
そしてその、結果は・・・
残念ながら(当然?)、全くもって表示されず、広告効果が無いというよりは、そもそも広告していない状態になってしまいました。
世の中、そう甘くないですね。
それではということで、次は10円で入札。
これもダメ。
じゃあ30円だ!
ようやく若干インプレッションは得られましたが、確率的にもクリック数は0。
ここまで1クリックも得られていないので、請求は発生しないことから、さらに実験を繰り返してみようと考えていたのですが、ふと目に留まったヘルプを見て、背筋の凍る思い。。。
それは、広告の過去のパフォーマンスについての記述;
”当サイトでの初掲載時にパフォーマンスが低い広告、またはパフォーマンスが時間とともに低下している広告は、今後のパフォーマンスも低いだろうと弊社システムにより判断され、その結果、広告は表示されにくくなります。”
という一文です。
要は、パフォーマンスが高い状態を維持するように設定していないと、以後広告の出稿条件が悪くなるよ、ということですね。
ということは、1円や10円などという金額で入札して効果が上がっていない(クリックレートが低いまたは0)というようなことを繰り返していると、本当にちゃんと広告したいときに困ったことになる可能性があるということになります。
いや、これは、なんと、気がついてヨカッタ。。
既に、成績のワルイ広告として評価が下がってしまっているかもしれないので、挽回したほうがいいのかも。
なんと、よく出来た仕組みでしょうか。
突飛なことを試してみる前には必ずヘルプを良く読んでから、という教訓を得ました。
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ちなみに、この件についてのヘルプページはこちら。