よいオトナはマネをしないように!Surfaceがイチキュッパだったり開発ツールやAzureで無償使えるマイクロソフトの学生向けプログラム
巷にてサンキュッパで販売しご好評いただいているSurface RT(Office 2013付)を、教育機関向けにイチキュッパでご提供しているプログラムをご存じだろうか?学校や研究室単位でタブレットの一括導入をご検討されている教育機関向けのプログラムであり、学生さん個人が私的利用で個別に申し込んで買えるというものではないのだが、使ってみたい!という方は先生や学内のIT担当者に掛け合ってみていただきたい。8月30日までの期間限定プログラムなので夏休み明けにでも…という悠長な話ではなく、「今でしょ!」的なフットワークの軽い対応が必要になる点は注意が必要だ。
DreamSparkというプログラムをご存じだろうか?マイクロソフトが提供している学生向けの支援プログラムであり、Visual Studioなどの開発ツールを無償で利用することができる。できればac.jpのアカウントでの登録・利用をオススメするが、outlook.jpやgmail.comなどのアカウントでも使えてしまったりする。(よいオトナはマネをしないように!)Officeなどの製品はアカデミックライセンスを販売しているが、Visual StudioについてはDreamSparkに集約してゆくことになっている。
学校によってはボリュームライセンスで学内使い放題という恵まれた環境の方々もいるかもしれないが、個人のPCにダウンロード&プロダクトキー発行&インストールして使うこともできるので是非ご活用いただきたい。授業のレポート作成で使うであろうWord, Excel, PowerPointに加え、Facebookやtwitter、LINEなどの主要アプリさえあればiPadで問題ないし…という感覚の方も結構多いと思われるが、ここまでスマートデバイスが一般に普及し、開発ツールによる自動化が進んでいる2013年にもなって、IT企業に就職しようとしていながら文系だから、営業志望だからと言い訳つけて、アプリのひとつも作ったことがないというのはどうにも本気度が疑わしいといわざるを得ない(by 中の人)。
ラッキーなことにWindows8が入った端末がある方は、Visual Studio2012か2013のPreviewをインストールしてWindowsストアアプリの開発テンプレートを開き「ビルド(F5)」を押してみていただきたい。プログラミングはよくわからん、ちょっと苦手という方でも、自作アプリの第一号がほぼ自動的にできあがる。iOSやAndroid開発をしようと思うとまっとうな環境を整備するだけで一苦労。その過程でせっかくの開発魂が儚く潰えてしまうかもしれないので、まずはWindowsで気軽に「やってみる」ことをオススメする。
同じhogehoge “Spark”がつくプログラムで、BizSparkという起業家支援プログラムがあることは、前回フルアーマー装備のクラウディアさんをあしらったカタログでご紹介させていただいた。起業を志す学生のみなさまであれば、登記などの手続きに取りかかる前から、正々堂々BizSparkにお申し込みいただきたい。学生のプログラミングスキル向上を支援することを目指したDreamSparkに比べ、無償で利用できるリソースが大幅に増えている。
中でも、BizSparkではクラウド環境Windows Azureを無償である程度本番利用することができるので、ちょっとしたWebサイトやアプリのホスティングであればVPSなどに費用をかけることなく無償でつかっていただくことができるのである。また、先日の規約改定で自由度が高まったリモートデスクトップサービスを利用して、Surface RTにインストールできない従来のWindowsデスクトップアプリをAzure上のWindows Serverにいれて動かし、RDS経由で利用することもライセンス規約の範囲内であれば有効かもしれない。
とはいえ起業のアイディアが今今あるわけではないし…という方は、学生向けのWindows Azure Academic Passをご利用いただきたい。主に授業や実習、Imagine Cupへの作品応募などを想定した6ヶ月間Azureを無料で使えるプログラムであり、学生のみなさんにとっては、お得感はもちろんのこと、クレジットカードなしで使えるところが大きいのではないかと思われる。英語でのフォーム提出やActivationに多少の時間を要するものの、クラウドを使って世の中をアッといわせたい学生さんには是非使っていただきたい。
以上、マイクロソフトが現時点において学生のみなさんにご提供している支援プログラムをご紹介させていただいた。夏以降、イマジンカップ / Digital Youth Awardなどのアイディア&開発コンテストや、各地でのタブレット一括導入案件の進展、キャリア大学をはじめとする各種NPOや学生団体との連携、インターンの受け入れなど、学生のみなさんとマイクロソフトの接点を積極的に増やしてゆきたいと考えている。