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クラウド戦役をZガンダム視点でわかりやすく解説するブログ+時々書評。

ガンダム宇宙世紀が浮き彫りににする2011年クラウド戦役10の予測

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この写真は年末の八子クラウド@Googleでのセッションの模様。
なにやら謎なスライドを背景に、マイクロソフトのクラウド戦略を語ったところ、
勝手調査で6割程度の方々には非常にわかりやすい!と好評だった。

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遅ればせながら2011年最初のブログ投稿。本年もよろしくお願いしたい。
年明けよくある「今年はこうなる…」分析をZガンダムのU.C.0087前後の
史実になぞらえて、予測してみたい。もちろんエウーゴのクワトロ視点で。

■パプティマス・シロッコが木星から帰還
木星帰りの天才ニュータイプを自称するパプティマス・シロッコが、
連邦軍所属の資源採掘艦ジュピトリスとともに帰還する。戦乱に乗じて
自身の権力を拡大すべく、ジャミトフ・ハイマンが指揮を執る
ティターンズに所属することになる…というのが史実。

バスクやジャマイカンにあたるのは誰なのか?の明言は避けたいが、
パプティマス・シロッコは先日交代が発表されたマイクロソフトの
サーバー&ツール部門TOPであるボブ・マグリアの後任に期待したい。
(あくまで期待。他の人かもしれない…)
ご存じの通り、WindowsAzureはすでにマイクロソフトを去った
レイ・オジーの手を離れ、ボブ・マグリアにゆだねられていたのだが、
今後のクラウドプラットフォームの発展は新キャラが行うことになった
ということだ。スティーブ・バルマーが社員向けに送ったメールからも
私の期待値がズレてないことが伺えるだろう。

ライセンス至上主義(必ずしも悪いことではない)からクラウドを自在に
使いこなす人類の変革に、ティターンズ陣営のリーダーシップがうまく
切り替わってくれることを切に願う。

地球の重力に魂を引かれた人々を解放し、ニュータイプへの革新を
いざなうという大目的において、クワトロとシロッコは共通している。
クワトロの意固地なところが抑えられれば、両者存命の状態で同盟を
結ぶというifもありうるだろう。今後の発表が非常に楽しみだ。

■アクシズが地球圏に
旧ジオン勢力がアステロイドベルトから核パルスエンジンで移動してきた
小惑星基地アクシズが、地球圏に到着する。エウーゴとしてもかねてより
アクシズが移動を始めていたことはスペクトル分析で把握済みであり、
タイミングよく迎撃できるかがポイント。

Amazon Web ServicesとSalesforce.comは、日本でデータセンターを
稼働させることを発表している。クラウドを黒船になぞらえる説明を
たまに聞くが、まさに日本に上陸するのが2011年となる。これまで、
ネット遅延やデータ保全の観点から海外データセンターを嫌う傾向が
強かったが、日本にデータセンターを作ってしまえば解決するはずだ。

全艦艇を退避させたアクシズをゼダンの門にぶつけるかどうかは、
ハマーン次第。AWSやSalesforceはSI'er不要論を唱える可能性がある。

対するマイクロソフトは?というと、富士通とのグローバルな提携関係の下、
アプライアンスの提供に向けて着々と準備を進めている。富士通が管理する
館林のデータセンターでOEM的に運用するWindowsAzureがうまく稼働すれば、
アクシズに対抗しうる戦力となるはずだ。2011年前半は、各陣営のサービス
開始タイミングによりいっそう注目が集まることになるだろう。

■ネオ・ジオンの地球降下作戦
エウーゴがもたついている間にネオ・ジオンが地球降下作戦を決行する。
1年戦争以前より主張していたサイド3の自治独立ではなく、地球圏支配に
戦争目的を切り替えるというのは、かつて天才ギレン・ザビもが陥った愚行。
ジオンは自軍の戦力に対する圧倒的な自信から、判断を間違えた歴史を持つ。

「2011年、クラウドは地上戦になる」と予見するのは、私ではなく丸山先生。
丸山先生はJava、Android、クラウドに詳しいだけでなく、サブカルに見識が
深いことで有名だが、特にガンヲタというわけではない。その丸山先生が言う
「地上戦」という言葉の意味することも、偶然ながら私の認識とズレてはいない。
互いの主義主張や先進性を論ずる空中戦から地上戦、すなわち、現場案件での
戦いにクラウドの主戦場が移行するという見解はおそらく正しい。

私の戦略観では、宇宙における空間戦闘=コンシューマー&エンタメ系市場、
地上戦=エンタープライズ&ビジネス市場と分類しており、AmazonやGoogleが
Webサイト向けの空間戦闘を得意とし、マイクロソフトが地上戦力を充実させて
いたという構図が恐ろしいほどマッチする。2011年、アクシズ襲来とともに、
AmazonやGoogleはよりエンタープライズな領域に侵略を開始すると思われる。

この戦乱をたきつけているプレイヤーはVMWareだろう。どこが勝っても自陣営の
利益を確保しようとする彼らのコウモリ作戦が功を奏するか、軋轢の中で
消え去るかはわからないが、クラウド戦役の行方を考える上で無視できない勢力だ。

一年戦争当時、モビルスーツの圧倒的な機動力をもって緒戦を勝ち抜いてきた
ジオン軍も、砂漠や海洋、湿地、山岳地帯など悪条件における戦闘では
モビルスーツの性能を発揮できず戦車や航空機などの連邦軍の従来型兵器に
苦戦していた。中でも、伸びきった兵站における補給の問題は深刻で、
一部水陸両用機による優位は保ったものの、最前線ではまっとうに
モビルスーツを稼働させることすら難しい状況であった。この状況は、
技術が進歩したU.C.0087年前後も変わらない。

地上戦はもともと圧倒的物量を擁する連邦軍が得意とする地形である。
さらに、エウーゴはカラバとの連携で補給面を気にすることなく優位に
戦局を進めることができるのだ。カラバとの連携が意味するところは、
多くのパートナー企業との協業といえる。カスタマイズや運用の柔軟性、
セキュリティ、システム間連携など多くの要望に応えながら地上戦を戦うには、
パートナー企業の協力が必須であり、その素地を我々は有している。

断言しよう、ジオンの地球降下作戦は失敗に終わる。

■グレミーの叛乱
「我々ネオジオンは一枚岩ではない。」
少し時代は進むが、U.C.0096年、ジオン残存勢力の「袖付き」首魁である
フル・フロンタルは、偶発的にユニコーンガンダムのパイロットとなった
バナージ・リンクスに対してこう言い切っている。どの時代においても、
「ジオン」を組織としてまとめあげるのは難しい。あのギレン・ザビでさえ、
妹のキシリアに銃殺されている。

アクシズあるいはネオ・ジオンを形成する勢力は、遅からず分裂、対立の
危機を迎えることになる。Amazon, Google, Salesforceなどクラウドネイティブな
ジオン系勢力はVMWareなどを介在させつつ、一見緩やかな協業関係にあるように
見えるが、各社および各社内個々人の利益相反が次第に大きくなるにつれ、
対立が出てくることもあり得る。ハマーン・カーンに対して忠誠を誓って
疑われないグレミー・トトのようなタイプが一番危ない。
分野はクラウドからやや逸れるが、iPhoneとAndroidの対立は好例である。

この場合、連邦軍がとるべき戦略は簡単だ。情報操作や戦力支援で対立を
誘発、促進させることで、最後に漁夫の利を得ればよい。Phone7はこの定石
どおり後出しじゃんけんで先行する両者が戦力を削るのを横目に、参入の
タイミングを虎視眈々と狙っている。クラウドでもAmazonと国内iDC各社の
クラウドサービス各社の戦いに乗じて、Azureでいいとこ取りをする作戦だ。

とはいえ、私はそれほど大人になりきれないので、この対立に突っ込んで
ゆくことになるだろう。少数精鋭愚連隊のままでよいのでネェル・アーガマ隊には
最新モビルスーツの優先配備など十分な戦力支援をお願いしたい。

■百式とゼータが最前線を切り開く
「連邦が隠密に動かせる戦力には限りがある。今頃は対応を決める話し合いが
もたれているだろうさ。責任をとりたくない責任者たちの間でな」と言い捨てるのは
「袖付き」でフル・フロンタルの親衛隊長を務めるアンジェロ・ザウパー。
マイクロソフトに来て2年、 @waki や @satonaoki など新戦力の加入で
だいぶ状況は好転しつつあるが、現状、当を得た論評と言わざるを得ない。

さらに輪をかけて連邦内勢力であるエウーゴの戦力は少ない。しかしながら
アーガマ隊を中心に配備される優秀なモビルスーツが強みとなっている。
混迷のクラウド戦役最前線を切り開くのはフラッグシップ機である
Azureの百式=Web/Workerロールと、ゼータ=VMロールである。

百式は本来、装甲を極力排除した結果の高い機動性がウリだが、攻撃力を補う
ために宇宙専用装備のメガバズーカランチャーに相当する打ち手を準備している。
これが実戦投入できるようになれば、百式の運用バリエーションは大きく広がる。
SDK1.3で対応した権限昇格により、Web/Workerロールでもより多くのアプリを
動かせるようになった。この時代の空間戦闘ということでスマートフォンやSNS系
サービス向けに適した装備になる予定。興味ある方は個別問い合わせいただきたい。

一方、ゼータは可変機能により単機での大気圏突入や重力下での飛行が可能で、
地形適正が群を抜いて高いのが最大の特徴。期待の集まるVMロールを使うことで
Windowsアプリはクラウドでも大概そのまま動かすことができる。
ただ、汎用性のトレードオフで、現状多少扱いにくいのが難点。
Azureユーザー会JAZ周辺を中心に検証を進めてくれているが、Tipsが貯まって
ゼータの本格量産機リゼルくらいにまで発展させられれば連邦の優位は堅い。

グリプス戦役において、エウーゴはこの2機で数々の難局を乗り越えてきたと
いってよい。突破口さえ切り開けば、あとはネモ隊がどうにかしてくれるだろう。

---疲れてきたのであとは簡略に。

■「戦後の地球を支配するのは女だと思っている」
パプティマス・シロッコの言葉。クラウドの発展、ニュータイプへの革新に
必要なのは女子力かもしれない。今年、Azure界隈もJAZ女子部代表の @sao_a
に加え、Silverlight方面からデブサミでAzureセッションを行う @hr_sao あたりを
動員したいところ。JAZ男子チームは運営まわるようになってきたので、
女子会開催などを通じた女子力強化策で活動を支援したい。
クラウドガールの企画も進めなければ…。

■クワトロ・バジーナがMIA?
キュベレイとジ・Oに囲まれ、百式は撃墜寸前で自爆。クワトロはMIAというのが
TV版と映画版に共通する結末。※Missing In Action(作戦行動中行方不明)
ただし、「ギレンの野望アクシズの脅威」では、エウーゴ陣営のモラルが高いと
クワトロが無事に帰還するというif設定がある。
というわけで、今のところ復帰の方向でw。勝手に殺さないでいただきたい。
隕石落としの悪行は、私としてもできる限り避ける努力をしたいと考えている。

■サイコ・フレームの実用化
グリプス戦役当時には存在しない技術であるサイコ・フレーム。
クラウドの文脈で言うとどうせPhone7の話だろ?と推測される方もいるかも
しれないが、マイクロソフトはもっとしたたかだ。水面下でクロスプラットフォーム
端末に人知れず浸透している技術がある。あたかもサイコ・フレームに埋められた
サイコミュチップのように。詳細は今後の情報を待たれたい。
これがあれば、νガンダム開発フラグONとなり、ファンネル装備の機体さえ
あればクワトロの撃墜も避けられるだろう。

■アムロ・レイとの出会い
残念ながらまだ出会えていない。アッシマーに輸送機をぶつけられる強者を
そろそろ発掘したいところ。マイクロソフト歴が長く、ニュータイプでありながら
危険分子として幽閉されてそうな人がいれば是非教えていただきたい。

■ガンダムに学ぶ経営学―宇宙世紀のマネジメント・ケーススタディ【続編】
「新年早々これだけのガンネタを並べ立てたのは何故か?」
「坊やだからさ」でも「我がエウーゴの戦争目的が正しいからだ」でもなく、
この書籍に触発されてしまったためである。よって、山口氏の概要説明的な
書籍に続き、戦略実践編を出版したいと考えている。

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2011年も混迷の続くクラウド戦役、今年も楽しい1年になりそうだ。
君は、刻の涙を見る。

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