Windows7のタッチ機能デモではまらない秘訣はACアダプタにあり
昨日の発売以来、世の中お騒がせしているWindows7。おかげさまで販売店さんのビジネスも
好調なようで各種報道では64bit版を中心に売れている模様。メモリが4GB以上あるマシンで
あれば32bitOSでは多少窮屈なのかもしれない。(ちなみに私のメモリ4GBの携帯用PCは
32bit版で3GB弱を認識、残り1GBをRAMドライブにして使っている)
ななみん @windows7_nanami も引き続きがんばってくれているようだし、バーガーキングも売り切れ続出、
圧倒的ボリュームを気合いで完食して翌日まで胃がもたれる方続出という報告がtwitter上でも多数流れているようだが、
今朝方新しいトピックが加わっている。
フジテレビの「とくダネ」の番組中、Windows7のマルチタッチ機能を用いたデモが行われた。
出社前にみてこられたという方もいるかもしれないが、実は最初のデモがうまく実演できなかったのである。
その後、調整を行い最終的には番組終了前に再度デモを行い、無事にデモを成功させている。
(YouTubeへのリンク)
■うまく動作しなかったシーン
■無事にデモを成功させているシーン
放送された様子だけだと原因はよくわからず、事前のテストではうまく動いていたということなので、
問題を切り分けるのは難しいが、全国ネットでないしても、人前でデモを行うことの多い我々の知見から、
マルチタッチ対応のデバイスでデモを行う際の注意点を述べるとすれば、
「ACアダプタは抜いておけ」
である。??という方も多いかもしれないが、これで救われたエバンジェリストは多い。
前提は、静電誘導式のマルチタッチ対応のディスプレイを備えたノートPCを使用する場合である。
(とくダネで使用していたような外部モニターや一体型デスクトップタイプではあてはまらない)
我々の側でもこの現象を科学的に解明できているわけでもなく、また、すべての機種にあてはまる
とも限らないのだが、うまくいかない場合に試してみる価値はあるかもしれない、というTipsだ。
13インチ程度の広い面積をもつ静電誘導式のマルチタッチPCの場合、どうやら磁界か電界かの
ノイズを多く受けてしまうようで、ACアダプタをさしてノートPCに給電されている状態で、
そのノイズを拾ってしまいがちということだろうと想像している。
いずれデバイスやドライバの改善でこのような現象も落ち着いてくるのだろうが、黎明期はしばらく
新しモノ好きの知恵と工夫で乗り越えるしかないだろう。普通、この手のデモで失敗したりすると、
軽いトラウマでもう使いたくない!と思ってしまいそうなものだが、このWindows7のマルチタッチ
デモは不思議と何度でも挑戦してみたくなる魅力がある。
もし店頭などでとくダネ番組中で見せていた3次元地図をマルチタッチで操作できる「Globe」を
操作できるようになっていたら、是非実際にさわってみていただきたい。多少大げさかもしれないが
PCというモノに対する価値観が変わるかもしれない。このアプリは、Virtual Earth改めBing Mapの
データをタッチインタフェースで閲覧するためのもので、実はSurfaceに入っていたものの流用である。
そう、日本では手に入らないSurfaceがみんなのPCにやってきた!ということだ。
マルチタッチ機能以外でも、Windows7についての日本語の技術情報は手前味噌ながらTechNetのコラムが
一番充実しているだろう。みなさんの困りごとの解決や、楽しみ方の発見に役立てば幸いである。
イベントでの講演などの場合デモ終了くらいまではACアダプタぬいたままでもバッテリーはもつだろうが、
長時間の勉強会やハンズオンワークショップなどでは、デモの終了後電源を刺すのを忘れずに。