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クラウド戦役をZガンダム視点でわかりやすく解説するブログ+時々書評。

Surfaceの実機をさわってみた。画期的UIとクラウドが実現する未来体験

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先日、Microsoft Surfaceの実機をさわる機会があった。
Surfaceをご存じない方も多いと思うが、画期的なナチュラルUIを備えた
テーブル型のPCであり、ハードウェアとして提供される。

週末にゆっくりとコンピューティングの可能性を模索したい、という方には損はさせないので、
是非Surfaceのサイトにある、いくつかのデモムービーをご覧いただきたい。

例えば、Possibilityの画像をクリックすると、ケータイやデジカメをSurfaceの上に置いて、
写真をみんなで眺めながら会話をするシーンが表示される。
「いつかこんなこと、できたらいいな」と感じていただくにはよい素材ではないだろうか。
実はこれ、単なるイメージ映像というわけではなく、ほぼ実現できるのである。

まず、Surfaceのつくりを解説する。

テーブルには30インチのタッチスクリーンが備わっている。手アカがつかないよう、マットな加工がされており、
視野角も問題ない。ゆったりめのソファーで最大6人で取り囲めるくらいの大きさだ。
筐体にはWindows PCとDLPプロジェクター、および各種操作検出用の赤外カメラモジュールが配置されており、
中でもタッチスクリーンの要となる赤外カメラモジュールとそのデバイスドライバはよくできている。
iPhoneで市民権を得つつあるマルチタッチを実現しており、2本といわず、両手10本指での操作も検出できる。
もちろん複数人でさわってもOKだ。
このマルチタッチ技術自体はWindows 7でも採用されているため、すでにご覧になったことがある方も多いだろう。
写真を指で動かしているシーンは、納得いただけるのではないだろうか。

ただ、どうやってSurface上においたカメラや携帯を認識しているのか?という疑問がわいてくる。
その答えは、このカメラモジュールにあり、指による操作だけでなく、専用バーコードを識別することができるのだ。
Surface上におくものが決まっていれば、バーコードを裏面にはりつけて置けばよいし、
ケータイやデジカメの場合には、液晶にバーコードを表示しておけばよい。
これで、Surfaceはそのデバイスを認識することが出来るのだ。

では、写真などのデータはどうやって表示されているのか?
ここでクラウドの話がでてくる。以前LiveMeshについての投稿をしたが、ケータイやデジカメなどの
デバイスとクラウドを、あらかじめデバイス認証された状態にしておくことで、データを同期させることができるのだ。
Surfaceがこれらのデバイスを認識する前に、実はケータイやデジカメのデータはクラウド側にも送られており、
さらには、このSurfaceもデバイスメッシュに含めておけば、写真などのデータはすでに手元にある状態になる。
そうすることで、カメラをおいて、個体を認識して、そのデータを表示する、という一連の流れがスムーズに実現できるのだ。

クラウドというと、まさに雲のようにつかみどころがなく、デモを見せるときにも困ってしまうのだが、
このような画期的ユーザーエクスペリエンスを支えるのがクラウドなのです、といえると通りがよい。
しかも、実際にそうなるだろう。

さて、ご存じの通り、毎月26日はガンダムエースの発売日である。
このブログにたどり着いている人たちには定期購読者も多いと思われるが、私もその1人である。
現在連載中(ちょっとお休み中)で、グリプス戦役の時代設定の作品にエコール・デュ・シエルという
ものがあり、その中にでてくるル・シーニュというガンダムタイプ(というかコンセプトは百式に近い)の
ニュータイプ用試作モビルスーツのイメージが、このSurfaceには近いかもしれない。

このSurface、まだしばらくは店舗向け機器というような扱いになるが、いち早くこのエクスペリエンスを
体感したいという方は、Windows 7がインストールされたマルチタッチ対応PCの購入をお勧めする。
(もちろんこちらもまだ未発売だが、たとえば、現行版のHP touchsmart
Windows7と対応ドライバを用意すれば動かすことはできる。あくまで開発、検証用ではあるが)
Windows 7のマルチタッチ機能とSurfaceの関係は、ル・シーニュと、同機のパーツで構成される
量産型モビルスーツジェモの関係に近い。どちらもWPF(Windows Presentation Foundation)技術に
基づくものであり、開発者がPC用に開発した次世代ユーザーエクスペリエンスは、Surface用のSDKを
利用することで、新たに作り替えることなくさらに発展させることができるのだ。

こんなこと、できたらいいな、と思っている未来の実現は、意外と早いかもしれない。

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