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就活生にこそ知ってもらいたい、モチベーションを高くして仕事ができる会社を見分ける9つのコト

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LinkedInというビジネスパーソン向けのSNSがあります。先日、日本語対応をして話題になっていたやつですが、このSNS内のニュースサイトで、「お金よりも従業員のモチベーションを高める9つのもの」(9 Things That Motivate Employees More Than Money)というエントリーがありました。

紹介されていたのは次の9つのコトです。

【1】惜しみない称賛を送る
    (Be generous with praise)
【2】管理職をなくす
    (Get rid of the managers)
【3】自分が考えたように思わせる
    (Make your ideas theirs)
【4】批判や訂正を決してしない
    (Never criticize or correct)
【5】ひとりひとりをリーダーにする
    (Make everyone a leader)
【6】週に1回はみんなでランチに行く
    (Take an employee to lunch once a week)
【7】成果を讃えて報いる
    (Give recognition and small rewards)
【8】会社でパーティを催す
    (Throw company parties)
【9】喜びと失望を共有する
    (Share the rewards—and the pain)

http://www.linkedin.com/news?actionBar=&articleID=960869492&ids=0TcPsPd30VdjAIdPsMdP4SczoVb3kOd3AQcjwReiMNdPgMczgMdzAIczAQejoUc3oV&aag=true&freq=weekly&trk=eml-tod2-b-ttl-0&ut=2JgVT5I9Azz501

このエントリーを読み終わって気づいたのは、私が所属しているアクセンチュアという会社は、この全てを実践しているということでした。上記の9つをざっくり分類すると、次の3パターンに収まるかと思います。
※もっとしっくりくる分類があったらコメント下さい。

  •  キミの成果を認めるよ系 :1、4、7、9
  •  仕事の裁量を増やすよ系 :2、3、5
  •  楽しいイベントやるよ系 :6、8

相手の心情に寄り掛かって共感し、やることの裁量を広げて、楽しく一緒に過ごす時間を提供する。今のアクセンチュアはこの仕組みがちゃんと備わっているんだな、と改めて実感した次第です。

 

ちょっと話は逸れますが、アクセンチュアに3つのコアバリューと読んでいる社訓みたいなものがあります。全部英語ですけど、直訳だとニュアンスが伝わりにくいので、私なりに意訳してみました。

 ■ Value Creator (価値を提供しよう)
 ■ People Developpr (ヒトを育てよう)
 ■ Business Operator (責任を果たそう)

「価値」というのは、付加価値のことです。自分が加わることによって、どんなプラスアルファを相手に与えることができるのかをいつも自問し、相手が期待する以上の成果を出すことを心がけてほしいということです。

「ヒト」が指すものは部下だけではありません。同僚、お客さん、時には上司に対しても、相手を成長させる何かをすることができる人材となって、自分の周囲にいる人たちの成長を促進させるようになってほしいということです。

「責任」という言葉は、自分への向けられている期待と言い換えることができます。直接自分に与えられた仕事だけをやるのではなく、期待されている役目を率先して果たすために、やるべきことやる姿勢を持ってほしいということです。

これら3つのコアバリューを意識して、組織のリーダーが行動を実践すると、Value Creatorは「成果を認める系」と重なり、Business Operatorは「裁量を増やすよ系」と被り、People Developerは上記2つに加えて「イベントやるよ系」を含むことになるので、『人材のモチベーションを高める仕組みがアクセンチュアにはある』というなんとも手前味噌な結論に、恥ずかしながらというか、別に恥ずかしくもないですが、至った次第です。

 

こういう視点で会社を評価するということができる就活生がいるといいですね。

採用活動で受身にならず、自分がこの先活躍できる場を提供してくれる組織なのかを問い掛けることは、優れた組織を見極めることができるという自分自身のメリットの他に、採用する側として登場する管理職クラスの人たちへ何らかの気づきを与えることができるかもしれませんし、少なくともそういう意識を持った人材を評価するところは少なくないと思います。

就職活動というものは、多くの就活生における人生の重大イベントであり、自分自身のことで手一杯だという方はきっと多いと思います。でも、学校の友達やグループディスカッションで同席した仲間、面接で応対してくれた会社の先輩とのやりとりで、相手から何を得られるか&自分は相手にどんなプラスアルファを与えることができるのか、を考えて行動することを心がけると、これまでとちょっと違った風景が目に入ってくると思いますし、何かが変わると思いますよ。

これから就職活動はさらに活発になってくるでしょうが、体調には気をつけて、気持ちに張りを持ってまっすぐに、でも時々周りを見渡しながら、しっかりと前に進んで下さい。

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