DocomoのAndroid携帯XPERIA
4/1にソニーエリクソン製のスマートフォンXPERIAが発売されます。
Googleの携帯OS、Android搭載の市場期待のスマートフォンです。
キャリアはドコモですが、課題としてはimodeとの連携があげられるでしょう。
Docomoとしては自社プラットフォームimodeで取った覇権を、
奪うかもしれないAndroidという新しいプラットフォームの端末を発売する訳なので、
きっと心中複雑なのかと思います。
キャリアが展開している公式サイトという垂直型のビジネスモデルは
集金システムとして非常に優れているとおもいます。
Dcomoはじめとするキャリアにとって
・コンテンツ配信網の独占(キャリアゲートウェイ経由を必須としている)
・iMode情報料という課金プラットフォームの独占
・公式サイトモデルによるCPの統制
という優位性があり、その恩恵は計り知れないものがあったと思います。
ユーザーにとっても経済的によいかどうかはおいておいて
ワンストップであるが故に便利である点も多く、
誰でも持っている携帯でわかりやすくインターネットができるということで支持をされてきたのだと思います。
時代背景としても
携帯電話の爆発的普及、
imodeをはじめとするキャリアのモバイルインターネットプラットフォームの開発、
それに乗っかるコンテンツプロバイダ(CP)のサービス開発、
などが絶妙のタイミングでおこり
現在の日本の携帯インターネットの主流を作ってきたのだと思います。
まさにミラクルの産物と行ってしまえばそうですが、
携わった方達のアイディアは尊敬に値する物であったと思います。
それによりDocomoをはじめとする日本の携帯キャリアは現在も、
通話だけでなくISP機能、メール、公式サイト、コンテンツや物販における課金、
などの自社プラットフォームの提供により大きな利益を得ている訳です。
そのプラットフォームがまた別のプラットフォーム(googleやapple)の登場によって、
彼らとどう付き合うかの選択を求められているのが現在の状況なわけです。
その上でもXPERIAがはやるのか、注目して行きたいと思います。
まだこんな雑誌出ているんですね。