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「楽しく仕事するにはどうしたらいいか常に考えていたいよね」という未来志向コラム

知らないまま終わっていくということに怖さを感じる

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itunes music storeで無料ダウンロードのコーナーというのがあり、最近よく利用する。新進気鋭のアーティストの楽曲をサンプル的にダウンロードさせて今後の顧客獲得を図る、という書き方をするとなんだかいやらしいが、要はまだあまり知られていない良いアーティストを幅広く知ってもらいたい、ということなんだと思う。

一週間に1曲くらいのペースで紹介されているのだと思うのだが、これがまた結構良いものが多くてびっくりするのである。本当に知らない名前が多いのだが、世の中には知らないけれど素敵なアーティストがいっぱい居るんだなあとうれしくなる様な、こういうチャネルがないとずっと知らないままだったのかと何か怖くなるようなそんな気持ちになる。まあともかく色々な出会い、音楽にしろ映画にしろ、があるというのはよいことだ。

知らないまま終わっていくということに怖さを感じるというのは、インターネットがしっかりとインフラになった昨今、色々な人が感じていることではないだろうか。インターネットだけではなく、テレビ等の各種メディアでの情報提供枠というのが増えたからこそ、いろいろな情報にアプローチする機会が増えているわけであるが、人間の時間的制約はそれらを網羅的にチェックすることを許さない。だけど情報紹介は日々行われており、色々な情報があることをユーザーは知っているのである。それは不安をあおる。昔、明石家さんまが「修学旅行とかに行ったら眠らない、だって寝ている間に誰かが面白いことやったらそれを見られないのがいやだから」と何かで言っていた。そんなのに近い感覚だ。

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