何を学ぶべきか
師走です。
今月は冒頭から2風邪でダウンして2週間ほど引きずってしまい、また、業務で携わっているプロジェクト2本の中規模な山場があったりで、てんやわんやでした(いえ、ブログの更新をしてなかったことの言い訳ではないですが)。
最近いろいろなところで、同業者の20台中盤から30手前くらいの若いエンジニアの方達と会うのですが、「今後どのようなスキルを身につけておくことが良いでしょうか?」というような質問を受けることが多いです。
ITだけに特化してもこれだけ要素技術が多様化して、デファクトスタンダードはありつつもベンダーもまた多様化している。そんな状況で限られた時間と自分のキャパシティ内で、どんなことにフォーカスをして自分のスキルと自分のドメインを築いていくか、悩ましいところだと思います。
こんな時代ですから、「転職することが前提」という人も多い点、IT技術の宿命とも言える進歩の速さを考えると、以下の点を指標に考えると良いのではないでしょうか?
『ポータブルであること』
『はやり廃りの少ない技術』
『現在のトレンド、さらに先見性をもって』
『ポータブルであること』
現在の仕事環境特化ではなく、どこへ行っても必要とされる技術。
IT特化で考えなければ「看護士資格」や「薬剤師資格」なんかは典型的です。
看護士さん薬剤師さんってどこへ行っても仕事がありそうですもんね。
ITで考えるとデファクトスタンダードなものということになるかと思います。
CISCOとかWindowsとかJAVAとかOracleとか、その辺の知識はポータブルであるといえるのではないでしょうか。
『はやり廃りの少ない技術』
どうせ時間をかけるならば、なくなってしまう技術でなくしばらく使える技術を学びたいものです。ITの世界ははやり廃りが早いので、永続というのはなかなか難しいと思いますが、意識して「しばらくはなくならないだろうというもの」を選んで勉強することも必要なのではないかと思います。
ITではないですが上記した「看護士資格」や「薬剤師資格」なんていうのはこの点でもよいですね。コンピュータでいえばUNIXなんていうのはしばらくなくならないような気がしますよね。
ちなみに上記2点をふまえつつ最近僕は若者の相談に対して「語学をやると良いのではないかな?」と回答することが多いです。かなりポータブルでかなり不変ですし。
『現在のトレンド、さらに先見性を持って』
直近のことをコンサバに考えると上記二個の視点が大きいですが、現在のことばかり考えてもつまらないので2~3年後を考えて、現在のトレンドさらには今後を見据えたスキル構築をしておくと言うのも重要です。
成長する中である分野のパイオニアになることを目指すというのも、自分を飛躍させるに当たっては良い取り組みなのではないかと思います。
ちなみにパイオニアとは行きませんが、僕も4~5年前から取り組んでいた情報セキュリティに関する情報収集、学習が現在非常に役に立っています。
まあ人間好きなことをやるのが一番ですが、ある程度自分戦略的にスキルを構築していくことも大事何じゃないかなと思います。楽しく仕事をするために努力を怠らずバランスよくいろいろなものを食べましょう。