オルタナティブ・ブログ > 夜な夜な海外ネット >

海外技術の勝手なコメント及び海外技術者との交流情報

オープンソースの品質

»

従来から使っていたtelnetのフリーソフトをバージョンアップすることにした。検索してみると、sourceforgeのオープンソースになっている。早速、前のソフトを削除して、新しいバージョンのを導入。インストールし終わった後に、起動してみるとSSH接続で失敗。機密キーも同じなのに、新しいソフトでは読み込めない。新しいキーを生成してもダメ。他ソフトでは問題なく接続できるので調べていたらデフォルトのプロトコルでは機密キーを読み込むときにエラーになるようだ。IPv4又はIPv6を選択したら、問題なく接続できた。

また別の海外のオープンソースソフトを利用しようとしたら、XMLファイルを読み込もうとするとエラーになる。ソフト上作成したデータを保存してみたら、XMLのencoding指定が間違っている。encoding="UTF-8"になっているが、実際のファイルはShift-JISだ。おそらく、開発者がマルチバイトの知識がなく、ASCIIの場合はUTF-8と指定しても利用できるので、マルチバイトの場合もencodingを指定してくても、自動的にUTF-8になると思っているのだと思った。実際に連絡したら、その通りだった。同じような問題を前にも経験している。何回も入出力にencoding=UTF-8と指定しなくてはならないと伝えばも理解できなかったので、コミッターになったプログラムを修正するはめになってしまった。やれやれ。

オープンソースプロジェクトになると、多くの人がソースをいじることができる。すべての開発者が同じレベルだという訳でもないので、品質を保つ方法が重要である。

ソフトの利用者としては、オープンソースだからっと言うよりも、やはり高い品質のソフトの方が欲しい。オープンソースだからっと言って、自分ですべてのソフトを修正しなければ使えないのでは問題だと思う。やはりソースをアップする場合にテストを実行したり、リリースする毎にテストを仕組みがないと、使えないのではっと思ってしまう。

Comment(0)