IGFからの挑戦状?
ずいぶんと長い間、ブログをほったらかしにしてあったので、結構な数の人が巡回先から外しているかもしれません。もっとも、それぐらいの方が気楽で良かったりするのですが。
さて、タイトルのIGF。格闘技マニアならば、とうとうホンダも体格の良さを活かせとばかりにプロレスでもやるんじゃないか?と思ったかもしれない(わけがないか)けれど、もちろん、これは猪木ゲノムフェデレーションの略じゃぁ、ありません。インターネット・ガバナンス・フォーラム。国連が設置しているインターネット・ガバナンスの公開討論会のことです。
じゃぁ、なんで挑戦状?
そう。そこなんだよね。実は一昨日の夜ぐらいから、世界中のプレスがIGFと格闘していたんです。で、それに僕も、なぜか巻き込まれちゃったというわけです。
実際のところ、何が起きているのか、さっぱりわからないので推測でしか書けないのだけど、IGFが設置している記者向けメーリングリストに、なぜか意図せず、大量の、しかも分野的に考えて関係のない人までも、一気に登録されてしまいました。僕もその一人。
これだけなら、単にプレスリリースがいつもより多く届くぐらいで、たいした問題じゃないのだけど、このメーリングリスト。返信をすると、普通のメーリングリストと同じようにメンバー全員に配信されてしまう。通常、プレスリリースなど情報発信用の場合、特定ユーザーのメッセージしか配信しないはずなのに……。
ということで、多くの人が予想するとおり、この大量の意図せず登録されてしまった世界中の記者(の一部)が、一斉に「俺は関係ないからリストから外して」と、メールを出し始めました。一部といっても、10通ぐらいは一気に届きます。
すると、今度はその10通ぐらいの断りメールをスパムだと思って、クレームを付けるメールを返信するという、火に油を注ぐ行為をする人が少なからず出てきて、さらに騒ぎは大きくなり……と悪循環に入っていたのが昨日の話。
こういうとき、技術系の人は決して返信なんてことはしませんが、文系の方々はしきりに怒りをぶちまけてます。その中にはフォーブスやタイム、ニューヨークタイムス、ファイナンシャルタイムスなんて有名どころも少なくない。しかも、役職、住所と電話番号、携帯電話番号に実名までシグネチャーに書いています。騒げば騒ぐほど望まない方向に行くのになぁ。
中には「今、ベライゾンの通信カードでメールを見てる。こんなに不要なメッセージばっかり入っていたら、月の転送要領制限を超えてしまう。勘弁してくれ!」と悲痛な叫びも。
管理者のメールアドレスはun.orgなので、国連関係の人のようです。が、もしかすると、このメーリングリストそのものがクラックされているのかな?と思っています。というのも、メーリングリストのサーバにアクセスし、退会手続きをしても実際には退会できないからです。管理者にもダメもとでメールを打ちましたが無反応。なんか、おかしいんだよなぁ。
今日になって、やっと落ち着いてきているような気がしますが、時間帯によってはまた一波乱あるやもしれぬ状況です。まったく年末の忙しい時に……。と愚痴を言ってもしかたがないので、もうちょっとだけ様子を見てみましょう。
しかし、原因が気になる。