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ヤルキ、ゲンキ、ユウキ、ホンキ、○○○、あなたは5つ目に何を想像しますか?あと素敵なタイ旅行は好きですか?

ウオッチコーディネーター懇親会に行ってきた タイブログ

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昨日行われたウオッチコーディネーター懇親会に行ってきた。
ウオッチコーディネーターについては前回の記事
読んで頂きたい。

参加者は約60名ほどだろうか。
男性9割、女性1割といったところで、男性はスーツの人が多く
ビジネスカジュアルで参加して正解だった。

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懇親会は、東京と大阪の2箇所で行われる。
第一期合格者は444名だから、222名を大阪に割り振ると考えれば
東京会場の人数は集まった方ではないだろうか。

1名参加なので緊張しながら会場を進んでゆくと、技術講習の際に
知り合ったカルティエ様に勤めていらっしゃる女性の方が
来ていて顔見知りがいてホッとした。

この人はとてもやさしい人で笑顔をたやさない。
さすが接客業をされている方は笑顔と立ち振る舞いが素敵だ。
話しているだけでこちらも背筋をシャンとせずにはいられない。
特に高級品を売る店となればなおさらだ。

会場に使われたバーも素敵なところだった。
僕のような下町顔の人間がおいそれと敷居をまたげないような洒落た
お店でバーテンダーも女性外国人だったりしてオロオロしないように
気丈に振舞って変な汗をかいた。

懇親会の内容は、
第一部、ウオッチコーディネーターの今後の話について
第二部、セイコーエプソン(株)塩原研治 様の技術五輪などのお話
第三部、交流会
となっていた。

日本時計輸入協会によると、今後は専門講師によるセミナーや
実技実習講座、メーカーの工場見学などが企画されるらしい。

僕は販売には興味がなくて機械式時計をいじくることに興味が
あるので実技実習はありがたい。

そう、前回書き忘れてしまったがウオッチコーディネーターは
筆記で合格すると1日実技講習が行われる。

懐中時計をバラし、組み立ててひげぜんまいの緩急を調整して
誤差を修正するところまでやる。とてもおもしろかった。

第二部の塩原さんは日本を代表する「現代の名工」である。
技能五輪国際大会時計部門、金メダリスト。
ミニッツリピーターで火箸風鈴の音を再現したときのお話が
大変興味深く、おもしろかった。

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ミニッツリピーターというのは、ぜんまいの力でハンマーを
動かしてゴングを叩き、時刻を耳で教えるという仕組みのこと。
腕時計の小さいスペースの中でこの技術を実現することは大変。

故にミニッツリピーターのほとんどが高級時計という位置づけ
であり、目ん玉が飛び出て転がっていくのを追いかけられない
ぐらいすんごい高い値段がする。(ん千万だ)

一度でいいから腕にはめてその音を聞いてみたいものだ。
はめた左腕はすごく重たいんだろうなぁ。値段的に(笑)

第三部の交流会ではビュッフェ形式で食事が振舞われた。
無料のわりに豪華な食事で、高い年会費(おっと失礼)を
少し取り戻せて嬉しかった。

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腹が減っては腹時計が動かない。僕の4つある胃のひとつに
チキンやら野菜やらをたくさんつめこんだ(牛かよ)

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集まった人たち同士で腕時計自慢になるかもしれないと思い、
定番なのは避けようと思ってこの日は滅多に身につけない
GSXのYOKOHAMAをつけていった。誕生日に自分で
買ったものだ。こいつは値段は高くないがクオリティが高い。

でも、腕時計を見せ合うような人はみかけなかったなぁ。
今流行のブライトリングをつけている人が多かったと思う。

そうこうしていたらウオッチコーディネーターの委員であり
輸入時計などを販売していらっしゃる(株)大沢商会グループの
黒坂社長様にお声をかけて頂き、腕時計の過去と未来について
熱くお話をさせて頂いた。とても気さくな方で声をかけて頂いて
すごく嬉しかったなぁ。

「時計の販売をされている方ですか?」と尋ねられて
「いえ、趣味で時計が好きなだけです」と答えたら
すごく意外だったようで会場でお話をされた人の中では、
趣味と答えた人は私が初めてだったようだ。
そういう人は少ないらしい。

やっぱり僕は変わり者なんだなぁと自覚(笑)
そう考えると嬉しくなってしまうところが変わり者。

機械式時計が好きな人は時計の好みに強い拘りをもっていて、
個性ある話をする人が多いから話していてとてもおもしろい。

やっぱり趣味の集まりというのはいいね。
楽しい時間はあっという間に過ぎて解散の時間が近づく。

帰り際にお土産として時計の本と時計用のクリーナーが
配布された。期待していた以上のサービスで
参加してよかったと思った。

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帰り際にカルティエ様の女性にご挨拶をしたら
今度お店をご案内して頂けるとのお話を頂いたので
お言葉に甘えてお邪魔しようかと考えているところ。

とにかく色んな時計を見てみたい。
良い時計というのはとても存在感があって、
古くなるとその存在感が輝きに変わる。

人も同じでしょう?
存在感がある人(良い経験をした人)は年をとっても輝きがある。
むしろ、輝きを増すんじゃない?

僕は人が好きなんですよ。
だから時計も好きになったんじゃないかなぁって、
今これを書いてて気づいた。
時計を好きになったのはここ数年の話だけどね。

素敵な人には素敵な時計をしてほしい。
そう思うのは今書いた通りの理由があるから。

まるで人生かのように、輝きを増すアイテムというのは少ない。
時計はその中のひとつ。

これから起業をする人。
社員を率いる人。
激務を生きる人。
家族との時間を大切にする人。

名は体を表すと言うけど、
腕時計も体を表すんだよね。

その人の品格をまとい、
品格を増してくれるもの。

ぜひ良い腕時計をしてください。
身に着けただけで気分が高揚するような
素敵な時計をしてください。

そして、人生を共に過ごした時計をお子さんに成人された
記念でプレゼントしたら最高にかっこいいと思いますよ。

僕は、結婚の気配すらないのに、
今からそんなことを考えてたりする。

っていうか願望がないんだよなぁ。
と強がってみる。

じゃ、今日もマイペンライで行きましょう。

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PS タイブログなのに時計ネタなのはタイネタへ繋がる伏線だから
タイ好きさんは安心してください(?)
名は’タイ’を表す。腕時計は’タイ’を表す。
ほらね。

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