確率論的地震動予測地図
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今月の科学雑誌 Newton の特集は「原発と大震災」で110ページにわたって、東関東大震災、巨大地震発生メカニズム、福島第一原発事故、次にひかえる超巨大地震という内容になっています。その特集の最後にあった、地震調査委員会公表の2010年1月規準の「確率論的地震動予測地図」に興味を持ち、少し検索してみると、このデータを元にした「地震ハザードステーション」というサイトがあり、よくできていると思いましたので紹介します。
サイトに行くと、google map 上にデフォルトで「30年以内に震度6弱以上の揺れに見舞われる確率の分布図」が日本列島規模スケールで表示されていまして、自分が住む地域を拡大して「震度5弱以上、5強以上,6弱以上、6強以上」などをパラメータに表示することができますし、活断層がどこにあるかもわかります。
2010年1月規準では今回の「東関東大震災」は予想しにくかったように思えますし、今回の大震災により、地震の予測モデルも大きく変化するのだと思いますが、こういう情報の公開を続けることは防災にとってたいへん意味あることだと思います。
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