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「そろそろほんとに英語やらないとやばい」と言いながらも学習をはじめられない人って、まわりにいませんか? 英語が必要になる日は突然やってきます。すでに毎日英語を使っている人にも、英語とは全く関係ない生活を送っている人にも、役立つブログになればと思っています。

英語化への道【東京渋谷編 前編】

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 2007年に欧米人率70%以上のウェブ系ベンチャーに入社。当時、会社の規模は20人強くらいでした。シンガポールで話される英語「シングリッシュ」には慣れていましたが、欧米人と英語で会話する仕事環境は初めてでした。さらに、TOEICにアメリカ英語、イギリス英語、オーストラリア英語の発音があるように、欧米人スタッフが話す英語はそれぞれにアクセントが違うので慣れるのに数ヶ月かかりました。この会社を卒業した今でもオーストラリア英語を聞き取るのは難しいなと感じています。


■ 聞き取れない分、「読み」でカバー

 入社してから少なくとも半年は、会社でのミーティングで聞き取れていたのは半分くらいだったように記憶しています。半分程度しか聞き取れないようでは仕事にならないのですが、ミーティングの後に送られてくるサマリーを命綱に生きしのぐことができました。

 聞き取り力が中途半端な分、社内プロジェクトなど、何がおこっているのかを把握するために社内Wikiは片っ端から読んだものです。そのおかげで、プロジェクトの内容、スケジュール間を把握するだけではなく、読む力も数段アップしました。もちろん、広報としての情報収集も先回りすることができたわけです。

 広報だからというわけではありませんが、社内用語やサービス独特の言い回し等の和英語彙リストを作成しはじめたのもこの頃です。後に社内で共有するに至ったので、自分にとって必要なものはとりあえず作るなり対処しておくと、みんなの役にも立つもので、いい努力をしたなと思っています。


■ 「On the go studying」仕事しながら学ぶ

 「英語を学習する時間がない」「学習するきっかけがない」といいながらも、仕事で英語を必要とする人は多いのではないでしょうか。そんなみなさんにお奨めしたいのが、「手書きのリストを作る」ことです。
 私はこれを「On the go studying」と呼んでいます。

 英語化されてる、されてないに関わらず、社内ドキュメントや仕事でよく使う言葉やフレーズはリスト化しておくと便利です。日本語でも英語でも、書き留めておいて、後で和英に訳すやり方です。そのリストを毎日使う仕事のノートの一番最後のページに蓄積していくのです。必要な時にそのリストを見ると、それひとつだけではなく他のフレーズも目に入ってくるので復習になります。
 
 例えとして、私が今使ってる仕事ノートの後ろに書き込んでるリストを紹介したいと思います。
ニュース記事を読んでいてわからなかった単語と意味、ニュース記事の中の文章を書き留めています。こうすることで単語を知るだけではなく、どういう文脈で使われている言葉なのかを理解することができるのです。

英語リスト

 なぜ、仕事のノートかというと、仕事中に英語の学習をすることはできなくても、気になるフレーズは、その時、その場で、書き残すことができるからです。5分もたてば、「さっき、気になってたの、何だったっけ?」という具合に忘れてしまいますから。

 本屋さんでビジネス英語表現フレーズ集をパラパラと見て、使えそうなフレーズがひとつでも入っていれば、その本そのものが自分にぴったりの内容なのだと思って購入し、そのまま眠らせてしまったことってありませんか? 

 まずは自分がよく使うテーマやそれに関連する単語や言い回しを洗い出してみてはいかがでしょうか。

 手書きリストを作りこんでいくうちに、自分にあった英語学習スタイルが見えてきます。次第に、「手書きリスト作り」から、「少し学習してみようかな」という気持ちが生まれるかもしれません。

 次回は、【東京渋谷編 後編】でライティングについてお話したいと思います。


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