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映画「アベンジャーズ」の悪役ロキ、ナイスなツイート!

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 マーベル・コミックのヒーローたち、アイアンマン、キャプテン・アメリカ、ソー、ハルク、ブラック・ウィドー、ホークアイらが大集合する映画「アベンジャーズ」は、全米5月2日公開に向けて、今や大プロモーションを展開中。その一環で2月2日にツイッターでファンたちの質問に答えるというオンライン・イベントが行われた。

 参加者は、監督のジョス・ウェドン、「アイアンマン」「キャプテン・アメリカ」「マイティ・ソー」にずっと登場しているキャラ2人、ニック・フューリー役のサミュエル・L・ジャクソンとコールソン捜査官役のクラーク・グレッグ、そして「アベンジャーズ」でも悪役となる「マイティ・ソー」の悪役ロキ役のトム・ヒドルストン。

 なかなか楽しいQ&Aで、ウェドン監督が「この映画のためにコミックを何冊読んだのか?」という質問にきっぱり「全部読んだ」と返答したり、サミュエル・L・ジャクソンが「コミックのニック・フューリーはあなたがモデルだと言われているが、あなたの演技はどの程度コミックを参考にしているのか?」と聞かれて「ニック・フューリーはすでに僕自身の中にある」と返答したのもカッコよかったが、「おお!」と思ったのはロキ役のトム・ヒドルストンの返答。

 彼がロキを演じた「マイティ・ソー」は、監督がケネス・ブラナーのせいもあり、シェイクスピア悲劇のようだと評されたことを踏まえての質問だろう、「ロキをシェイクスピアの名台詞で表現するなら?」というイジワルな質問が登場、するとヒドルストンが「くれぐれも嫉妬にはご用心を。あれは緑の目をした怪物で、ひとのこころをなぶりものにした挙げ句、食いものします(「オセロ」)」と即答。兄ソーに嫉妬するロキにはピッタリのナイスな答だ。

 すると、さらにイジワルなファンがいたのか、それともこのやりとりを「やらせ」と見たのか、すぐさま同じ質問がもう繰り返された。するとヒドルストンは今度は「私生児たちのために立ち上がれ!(「リア王」)」と即答。これは「リア王」で、伯爵の私生児が、嫡子の兄を倒すことを誓うときの台詞で、彼は策略によって父親に兄を勘当させる。ロキは私生児ではなく養子だが、兄ソーを父オーディンに勘当させることも含めて、まさに「マイティ・ソー」と同じ。こういう引用を即ツイートできる、ヒドルストンって、いったい何者?

 で、経歴を見たら、英国俳優のヒドルストンは、名門イートン校を出てケンブリッジ大学で学び、王立演劇学校を卒業。なるほどシェイクスピアは得意だろう。ちなみに母方の先祖には男爵がいる家系だそう。そういえば「戦火の馬」の上流階級出身の英国将校役もお似合いだった。なるほど「マイティ・ソー」のロキには、そんなあれやこれやが活かされていたのだなあと納得した次第。

 とはいうものの、「アベンジャーズ」の監督ジョス・ウェドンは、このジャンルのオタク。今回のロキ役には、残念ながらシェイクスピアの素養はまったく関係なさそうな予感もするがw

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