島根で Ruby と Agile
島根大学としまねOSS協議会にて、お話する機会がありました。
大学では、学生さんたち20人に、アジャイルの概要とRubyとなぜ相性がよいか、というお話。言いたかったことは、「アジャイルは、ソフトウェアと人を育てるというモデルに基づいている。Rubyも、マシンではなく人の読みやすさや学習容易性が高い。すなわち、この2つはよく合う。」ということです。
手を上げてもらったら、1000行以上のプログラムを書いたことのある人はいませんでした。また、何人かを除いては、チームで開発したことがないので、チーム開発の苦労がないみなさんに、Agileが解こうとしている問題が伝わったかなぁ、と少々不安です。でも、「いまITは就職先としては人気がないと聞いているが、将来IT関係に就職したい人は?」と聞くと、女性が二人手を上げてくれた!「ソフトウエアって本当に、アイディアさえあればなんでもできるからぜひ楽しみにしてきてください」って言いました。そういいながら、ああ、たしかに、ぼくはそんな夢を持ってこの業界に来たのだっけ、と思い出し、この夢を持ち続けようと再確認。
夕方、しまねOSS協議会にて、今度はNaClの方たちや島根県、松江市の人たち向けにお話しました。これは、学生に話した内容プラス、「見える化」の話(プロジェクトファシリテーション)をやりました。こちらは現場で実際に苦労されている方々も、そしてソフトウェアの現場を知らない方も、わかっていただけたのではないでしょうか。まつもとさんとも会場でお会いしました。(少々お正月で太りました?人のこと言えませんが。。。)
その後みなさんと、一次会、二次会、とはしごして、かなり盛り上がってしまい(一人で!?)、野津旅館の門限に遅れて締め出しをくってしまいました。深夜に起こしてしまって、女将さんごめんなさい。(写真はスタンディングのワインバーです)
しまねOSS協議会って、とっても個性溢れる人たちが集まっていて、本当に面白い。いろんな人がRubyをキーワードに、自分たちのミッションを持ち寄っている。何か面白いことが起こりそうな予感がしました。
大学での講義機会を頂いた野田先生、ホストして頂いたNaCl井上社長、ぼくに一回分の講演を譲ってくれたかくたにさん、ありがとうございました。(井上社長の鍋奉行っぷりはステキでした)
大学での講義:「RubyによるAgile開発」
http://www.slideshare.net/hiranabe/ruby-agile
しまねOSS協議会でのお話:「プロジェクトファシリテーション」
http://www.slideshare.net/hiranabe/project-facilitation
両方とも、ダウンロードも可能です、自由に使ってもらって結構です。(CC Attribute)
プロジェクトファシリテーションについて、詳しくは、こちらに情報があります。
http://www.objectclub.jp/community/pf