ETロボコンのUMLモデル-よいUMLモデルは速いか?
»
ETロボコン2005のUMLモデル、一同に会しました。おなじドメインを扱う47のモデルがそろう、というのはなかなかないでしょうね。審査員も、なかなか苦しみ、かつ、楽しみながら審査しました。
4年目となる今年の注目点は、「速い走行体」を説得力をもってモデル化できるかどうか。過去3年間、モデル審査の優秀さと速度レースの結果は一致していません。今年こそは。。。ということでしたが、今年もモデル審査の優秀賞は、レースではすべて完走できず。(;_;)まったく残念です。今年のトレンドで平鍋が気に入ったのは、
- 逆にシンプル化することによって速さに近づこうというアプローチ、
- ゴール分析などのUML以外の手法で、要求から設計への意図のトレーサビリティを確保しようというアプローチ
- メタファーの多用
です。とくにメタファーは一部混乱ぎみでした。審査員の爆笑を買うもの、混乱の渦へ陥れるもの、、おもしろかったです。
ところで、平鍋の裏テーマは、何チームのモデルがぼくらが開発しているUMLツールであるJUDEで書かれているか。調査したところ、47チームのうち、27チームがフリー版のJUDEで書かれていることが判明。なんと6割近く。これは、学生や研究者のチームも多く、フリーのUMLツールをみんなが活用していることの表れなんだろうと思う。これからも、無償版、JUDE/Community を継続していきますので、どうぞよろしく。(有償版には、マインドマップもついてますので、こちらもぜひよろしく)
おお、ロボコンの観戦記などのリンク集発見!
SpecialPR