首相がコロコロ変わるワケ
いつ辞めるのかはまだまだ微妙な情勢だが
菅さんももうすぐやめるはずなので、
これで首相が５人続けて約１年で変わることになる。
しかし、これは今にはじまった話ではなく、
Wikipediaによると（笑）、
明治以降の首相は、実はよくコロコロと変わっているのだ。
早い人なら、数ヶ月で交代している。
とくに、第二次世界大戦の真っ最中でも、
首相が交代しているのだから驚きである。
さて、より古い日本の歴史を振り返ってみると、
こちらもWikipediaによると（笑）、
政治的トップである天皇や将軍はそうコロコロと交代していないが、
その代わりに元号が早ければ数年単位で変わっている。
ひとりの天皇で、
元号を５回も６回も替えているケースも少なくない。
元号を替える理由は、
天皇が交代したことが主な理由なのだか、
それ以外にも、大きな天災や飢饉があった時や
なにか新しい体制が生まれた時に、
区切りを付ける意味合いで変更されているようだ。
ちなみに、元号の中では、昭和の64年が圧倒的に長いが、
それでも我々は、戦前、戦中、戦後と勝手に分割してとらえている。
別に、元号を変えたところで、昨日と今日は何も変わらないのだか、
どうやら昔から日本人は、
なにかを新しくして、「区切り」を付けることが大好きなようである。
また、さらに言えば、
今でも我々にとって1年での最大の行事はお正月である。
12月31日と1月1日では、特になにも変わらないが、
ともかく「めでたい！」と言って、
初日の出を拝み、お酒を飲んで初詣に出かける。
平たく言えば、ゲームのリセットボタンのようなものだろう。
一から出直し、リスタートを愛する国民性のようである。
したがって、現在においても、政権が少しでもつまずきだすと、
国民は、辞めろ！辞めろ！ と騒ぎだし、
リセットボタンを押そうとするのではないだろうか。
ゲームばかりしている子供を叱れない、
そんな日本の姿がここにある。
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