すべては、DSのために 〜バカモンから、ポケモンへ〜
今月から、長男(1年生)のそろばん教室は、週3回のハードスケジュールとなった。そろばんは、保育所の年長さんから通いはじめて、そろそろ1年になると思う。義母の勧めで、保育所の帰りにそろばん教室に寄って帰ってきていたらしい。
数ヶ月前、長男に聞いてみたことがある。
私:「ねぇねぇ、そろばん教室でどんな勉強してるの?」
長男:「ん〜とね、ひらがなとかずかぞえ」
私:「おっ!、やるね〜」(笑)
全然、そろばんじゃないじゃん!そもそも、まだ、1年生だし、学校で算数もはじめたばかり。教育熱心ってほどではないし、楽しくできればよいだろうと思っていた。
そんな中、昨年末あたり、どうやら、そろばんのことで、義母(本人から見るとおばあちゃん)と何やら約束があったらしい。こっそり教えてもらうと、なんと、”そろばんをがんばったら、DS(ポケモン)を買ってもらう”とのことらしい。
「なぬ〜、バカモン!ゲーム機だと!?」
我が家では、テレビの横にPS3があるが、子供たちはDVDプレーヤーだと思った。実は、以前、TOEIC対策でDSも買ったが押し入れの奥にしまってある。保育所時代には、ほとんどテレビを見せていなかったので、戦隊ものやライダーものも知らなかったはずである。だいたい、田舎ものなのだし。
ん〜・・・、小学生になると、毒されてしまうのか・・・と、我ながら、やや消沈気味であった。
・・・
今日の夕方に、「宿題、やろうぜ!」と長男に声をかけると、しぶしぶ持ってきたのは、なんと、そろばん教室の宿題だった。そろばん教室にも宿題があるのか〜と、本を読みながら、横目で見ると、な、なんと、二桁と一桁のかけ算じゃありませんか!それも、いっちょまえに、パチ、パチ、パチと、そろばんの珠をはじいているではないか!
し、信じられない! しかも、計算もあっている(ものもあるし、間違っているものもある)!
その成長のスピードに驚くと同時に、子供の頃、そろばん教室に通う友達を横目に遊んでいた自分にとって、そろばんはまったく無縁。使い方も分からない。そんな、私が見ると、長男のそろばんはじきは、まさに、外国人がそろばんを見ている心境とほぼ同じ。
"It's amazing!!"
すごい!すでに、長男に抜かされている!と思った瞬間である。ご褒美のポケモンのために、9級合格を目指しながら、あわせて8級の勉強もしているらしい・・・ ちょっと調べたら、なんと8級には割り算もあるらしい。
このブログを通じて、息子にお詫びと励ましの言葉を伝えたい。