広告ベースのモバイルサービスBlyk、再出発なるか
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このブログで何度か(ここやここ)紹介したBlykが5月5日、オランダでサービスを開始した。
モバイル広告というと、AppleやGoogleのおかげで大きな注目エリアになっているが、Blykは若者(16~24歳)に限定し、1日6通程度の広告を受け取る変わりにSMSと通話を無料にするという広告ベースのモバイルサービスを提供する。フィンランドを本拠地とするが、2007年に英国でローンチした。
だが、世界不況を挟んでBlykもビジネスモデルを変えている。一時は消滅も危ぶまれたが、英国ではMVNO事業を手放し、Orangeと独占提携して広告サービスプロバイダに主軸を変えている。
オランダではVodafoneと提携し、1日数通の広告を受け取る変わりに、毎月SMS1000通と1000分のBlykユーザー(Blyk流にいうなら“メンバー”)間の通話が無料。つまり、Blyk以外の相手とは有料となる。
オランダでのサービス開始は当初の予定より1年以上遅れた。Blykは引き続き、他の市場に拡大する計画のようだ。
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