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広告ベースのモバイルオペレータ、Blyk

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英国で来年半ばに、広告ベースのMVNOが誕生するようだ。

ベンチャー企業のBlykは、まずは英国市場で広告ベースのモバイルサービスを開始後、欧州全体で展開していくという。広告をベースとすることで、通話料無料を実現するようだが、詳細は不明。同社の発表資料には、モバイル市場で展開するメディアにとって、ユーザーにダイレクトにアピールし、フィードバックを得る新しい機会を創出する、とある。ターゲットは16歳~24歳の若者。同社は今後、同社の事業モデルに関心を持つマーケッターや広告主の参加を呼びかけるという。

Blykは英国に籍を置く企業だが、創業者2名はフィンランド人。そのうちの1人はNokiaの社長だったPekka Ala-Pietila氏だ。このほかにも、同社の経営陣の紹介ページを見ると、フィンランド出身と思われる人がたくさん並んでいる。

同社によると、昨年1月より準備を進めており、すでに個人投資家、VCの支援を受けているという。

モバイルにおける広告は、課題はあっても成長が見込まれる市場だ。モバイルに限らず、これまでも、広告を聞けば通話が無料あるいは格安というサービスはあり、フランスでもモバイルオペレータの仏Bouygues Telecomが広告を20秒(たしか)聞けば、通話時間が2倍になるというサービスを提供している。今回のBlykの広告モデルはどのような形をとるのか。Bouyguesが提供しているようなものとは違った、革新的なものとなることに期待したい。ちなみに、調査会社の英Informa Telecoms&Mediaによると、モバイル広告市場は2011年には113億5000ドルに達する予想という。2006年には15億ドルだったというから、市場規模は5年で7倍以上に膨れ上がることになる。

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