生まれたての中華PAD
お世話になります。
さて、今回の記事は、初期の中華PADについて、記事にさせて頂きます。
昨年の春頃にipedという安価な中華PADが発売された事を説明させて頂きました。
尚、このipedですが、名前はあくまで総称で、正式に機種名が存在するものも御座います。
(ちなみに、iped以外にもiRobotやapadといった名前で呼ばれたりもしました。)
そんなipedの中のある機種に、E7001という機種が御座います。
このE7001について今回紹介したいと思います。
このE7001ですが、発売された時期が、昨年の夏頃ですので、まさに初期の中華PADと言えます。
写真はこんな感じです。
ワイドタイプの液晶の為、ipadとは異なりますが、ボタンの位置や作りはなんとなくイメージできないでしょうか。
ここでスペックについてご紹介致します。
サイズ/画素数:7"WVGA
TP :感圧式
OS :Android1.5
CPU :Rockchip RK2808 600MHz
メモリ :128MB
内蔵メモリ :2GB
それぞれについて考察したいと思います。
サイズについてですが、7"タイプを採用していました。
7"というサイズですが、持ち運びするには、そこそこ便利なサイズだとは思います。
(ちなみに、samsungがgalaxy tabを発売する時の売り文句として、「ジーンズのポケットに入るタブレット」と言っていたように、7"というサイズは、持ち運びに使用するタブレットとしては、最適なのかもしれません。)
TPですが、感圧式を採用しています。
感圧式ですので、ipodタッチのようなサクサク感はないような気がします。
感圧式のTPが悪いわけではないでしょうが、中華PADに採用されているTPなので、TPドライバーの性能が良くないのか、動きはウニウニウニ~といった感じです。
OSですが、Android1.5というOSです。
イーアクセスという会社が明日、Android3.2の端末を発売しますが、それに比べると何か...な感じがしてしまいます。
CPUも1GHzの端末が当たり前になってきた中で、600MHzなので、お世辞にも凄いとは言えない気がします。
メモリも128MBなので、この用途で使いたいと思ってアプリを入れるとそのアプリのメモリで一杯になってしまうので、他の用途に使ったりは難しいかもしれません。
普通に考えると使い勝手が良いとは言えない初期の中華PADですが、たくさんの方に愛されていた端末であったと思います。
初期の中華PADは、DOS/Vに似ている所が多いと思います。
E7001とは、昔を懐かしむ事が出来、効率的な世の中だからこそ、非効率なものに愛着を求められるそんな端末であったように思えます。
これは私個人の意見ですが、今の現代はとても効率的な世の中だと思います。
それは、とても良い事だと思いますが、そんな世の中だからこそ、その隙間にビジネスが生まれるような気がします。
(中華PADと同じように...。)
効率的な世の中であるからこそ、非効率を求める人もいて、その非効率を求める人に向けてのビジネスをつくっていきたいと思っています。
まだその答えが明確には見つかっていませんが、私が運営しているお店では、定期的(1ヶ月に1回)にお客さん同士で集まるイベントを行っています。
コストをいかに安くするかを求める現代でイベントを行うと人件費やさまざまな諸経費もかかり、非効率ですが、私はこれをやり続けたいと思っています。
小売店は、いかに値段を安くするかを考えていますが、そんな時代だからこそ、コストというサービスではないサービスを生み出すべきではないかと思います。
長くなって誠に申し訳御座いませんが、次回は、中期の中華PADを紹介します。