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デジタルとアナログの間を行ったり来たり

Webで本を作って公開する[BCCKS]

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 友達が「できました、新作」と教えてくれたリンクを開いてみると、Webに本がある。わーお、すごーい。

 教えてくれた本はこちら。

 「アオイロ劇場とウルトラマリン・サウンドスケープ」
 http://bccks.jp/#B24894,P238854

 ある舞台とその前後の話。そうそう、この舞台、観に行けばよかったな。

水はきれいじゃないけど、反射がきれいだった川 リンクを開くと、無造作に蛍光ペンで文字を書いた写真が見えるが、実は本の表紙。右端の「Next」または(クリックが疲れたなら)「Auto」をクリックすると次々とページをめくることができる。これは木村煙さん(文章)と宇壽山貴久子さん(写真)のコラボ作品で、Webから読める本となっている。今回はフォトグラファーの宇壽山さんから教えてもらった。

 この本はBCCKSのサイトから無料で作成することができるようだ。ただし多少広告が入る。Webから読むのが基本ではあるが、手軽に書籍のようなものが作れるのはちょっと感動的。

 一般的に本を作ろうとしたら、出版社といろいろと構成案を検討したり、自由に自費出版で本を作ろうとしたら数百万の見積もりを出されてしまうものだが、こちらはそんなことはない。なおココログなどブログから書籍をオンデマンドで印刷する方法もあるが、これとはまた違う。

 ちょっと試してみたのだが、ユーザー登録して新規に書籍を作成しようとすると、まずはテンプレートを選んであとは文字や写真をブラウザから入力していけばいい。ブログやネット上のアルバムを作るような感覚だ。写真はflickerからも選べるというのだ。作成途中の本のデータがWeb上にあるなんて、なんだかクラウドって気がする。

 私も作ってみたいぞー、って思った。

 ※写真は本とは関係ありません。最近たまたま通りかかって携帯から撮影した川。

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