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デジタルとアナログの間を行ったり来たり

居酒屋のビジネスプロセス

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 居酒屋ではテーブに店員呼び出しボタンがあったりするが、最近ではノートくらいの大きさの液晶端末があって客自ら直接注文できるような店もある。

 こういう端末を見るとエンジニアはもう興味津々。あちこち触りたくてしょうがないらしい。「注文ボタン」を押すときも、口々に

「コミット!」

と、楽しんでいる。

「ロールバックはできないのか?」

とか。必要以上に注文しそうで危険でもある。

 ある人はビジネスプロセスに熱心で健気でもあり、居酒屋ではいつも仲間にからかわれていたりする。店員がテーブルに来たとき、その人はこう質問した。

「これ(テーブルの液晶端末)で注文すると、何枚の紙が出るんですか?」
「これ(店員の持つ端末)と変わりませんけど……」

 会話がかみ合っていなかった。そこで聞いてみた。

「もしかして、注文が確定されるとそのデータが厨房とか会計とか、何ヶ所に送られるか、そういうことを知りたかったの?」

「そうだよー。何種類のフォームがあるか知りたかったんだよ~」

 店員にそこまで理解してもらって回答をもらうのはかなり難しいと思う(笑)。

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