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本とことばと明日のこと。

編プロって、何のプロなの?

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皆さん、はじめまして。風工舎の川月現大です。
よく聞かれるのではじめに言っておきますと、この名前はペンネームや芸名ではなく、本名です。

編集プロダクションで編集者をしているのですが、この「編集プロダクション」という業態は、自分の親戚一同にはどうもよくわからないもののようです。代表的な反応は、
「本を出版するの? すごいわねー」
というもので、おばさんに「いや、本を出すのは出版社で」と言うのですが、あまり通じてなかったりします。

そこで「出版社から著者さんが書いた原稿をもらって、読みやすいように直して、手書きの図をきれいに描いたりして、出版社が印刷所に渡すことができるデータを作るんですよ」などと言って、さらにおばさんを困惑させてしまうという失敗を繰り返し、最近は「出版関係の仕事をしてます」という無難な(?)言い回しで済ませてます。

ただ父親は、「簡単に言えば、版下を作っている」(正確には違うんですが…)と言ったら、はるか昔にデザイン事務所に勤めたことがあるせいか、なんとなくわかってもらえたようでした。

 ◆ ◆ ◆

今回、初回ということもあり、オルタナティブブロガーの一覧を見たところ、前職の関係者や弊社で関わった書籍の著者さんたちを続々と発見。せっかくなので、編集・DTPを担当した書籍をご紹介させて頂きましょう。

吉川日出行さんの『サーチアーキテクチャ 「さがす」の情報科学
ちなみに、吉川さんは社交ダンスの名手なので、非常に姿勢良く正確に歩きます。見習わなければ。

栗原潔さんの翻訳書(Harvard Business School Pressシリーズ)
戦略的データマネジメント 企業利益は真のデータ価値にあり
オープンビジネスモデル 知財競争時代のイノベーション
イノベーションへの解 実践編
栗原さんは、あの近田春夫&ビブラストーン(!)でサックスを吹いてました(Wikipediaにも載ってます)。

本田雅一さんの『iCloudとクラウドメディアの夜明け

平鍋健児さんが代表を務めるチェンジビジョン監修の『JUDEで学ぶシステムデザイン

深沢隆司さんの『48のキーワードで学ぶ実践プロジェクトマネジメント

米持幸寿さんの『かんたんサーバーサイドJava

片貝孝夫さんは前職(CAC)での大先輩で、「独立しちゃったけど、片貝さんというスゴイ人がいてね…」と先輩社員から聞いてます。

皆さま、その節は大変お世話になりました。

 ◆ ◆ ◆

そうそう、肝心なことを書き忘れていました。
ブログ名の「エディテック」ですが、アルファベットでは「Editech」で「Editorial Technology & Technique」を略した造語です。訳すと「編集の技術&技法」となります。「編集工学」と言ってもよいのですが、ちょっと理系的ひびきが強すぎるかもしれません。

それでは、今回はこれぐらいで。
次回以降は、編集プロダクションの中から見えるものについて、ときには旬の話題を交えながら書いていきたいと思います。

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