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更新が止まるまで人々に元気を与え続けた文章

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 直木賞作家でもあり経済評論家でも知られた邱永漢さんが他界されて2ヶ月半が過ぎました。

 生前直接お会いしたことはなかったのですが、昔、新宿御苑前にある永漢中国語教室(休校中)に受講生として通っていたことがあり、知人たちと芸能人の話をするかのように、そのビジネスでの活躍や、エピソードなどを楽しく噂していたことを記憶しています。

 ただ10年以上毎日更新されていたコラム、あるいは450冊以上あると言われる書籍の一部に書かれていた、厳しい物言いながらもユーモアを感じさせる文章には、時に励まされたり元気づけられたり...。現在も若輩ながら、ビジネスでの視野を広げたり、日本近隣のアジア諸国に目を向けるようになったのは、故人の影響も受けていると考えています。

 本日2日、大手町で「お別れの会」が開催された様子ですが、無念にも参加できず。このような場になりますが、追悼の意をこめてご冥福をお祈り申し上げます。


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 書き手の力によるものと思いますが、今更ながら書籍やコラムなど文章の影響力には驚かされます。著者とは見ず知らずの一読者が、告別式にあたるだろう「お別れ会」に参加したいと思うほどですから...。

 故人の場合、毎日アップされていたブログ記事は1ヶ月前に書いていたそうです。有名サイトで周知の方も多いと思いますが、この「HiQ」にしても独立前の「ほぼ日刊イトイ新聞」にしても、将来こういった感じのどこか温かみやユーモアのある文章を書きたいですね。
 
 仮に「お爺さん」と言われる年になっても、何かしらの形で人を励ましたり、元気づけられたり、その行動に良い意味で影響を与えられたら嬉しいと考えています。


2012/07/03 0:50 追伸 タイトルを修正しました。

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