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iPad国内発売前夜、一挙に出てきた大手新聞社、出版社のiPadアプリ

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 まあ、当然出てくるでしょう、的な産經新聞がやはりでてきましたね(App Storeへのリンク)。iPhoneアプリとのユニバーサルではなく、iPadオンリーの「産経新聞HD」というタイトル。iPhone版と大きく異なるのが、ビジネスモデル。iPhone版が(少なくとも今のところは)広告モデルであるのに対し、iPad版は課金モデルにするそうです。30日間で1500円。いつまで使えるのかは書かれていませんが、とりあえずは無料で使えるそうです(追記:6月末までのようです)。

 日経新聞の電子版と比べるとたしかに安いのですが、紙面を拡大した以上のものではないので、付加価値というのは特にない感じ。ただ、紙よりかなり安いので、その意味ではアリかもしれません。

 表示はたしかにiPhoneより格段に読みやすい。横向きで紙面の上半分を見るのならば、拡大しなくてもなんとかいけるレベルですね(と非実在iPad青少年が言っていました)。

 これが無料で読めるのならば、凸版印刷が提供予定の、電子チラシサイト「Shufoo!(シュフー)」のチラシコンテンツ閲覧iPadアプリ、既に公開されているテレビ番組表アプリ「Bangumi HD」(App Storeへのリンク)と組み合わせれば、「もう紙の新聞はなくていいよね」ってことになるかもしれません。

 毎日新聞社も出してきました。ただ、毎日新聞のビュワーではなくて、「読む写真誌」だそうです。タイトルは「photoJ.1」。新聞とは違う原稿。写真だけでなく動画もあるみたい。有料で350円です(App Storeへのリンク)。

 一方、大手出版社によるマンガコンテンツも発表されました。小学館は、松本大洋氏の漫画「ナンバーファイブ」の電子書籍版を公開(App Storeへのリンク)。第1話が無料で、それ以降は1話115円。アプリ内課金なんでしょうね。

 NTTソルマーレは、本宮ひろ志「サラリーマン金太郎」(App Storeへのリンク)などを販売。単行本1冊分が450円というので、価格的にはそこそこいい感じかも。あとは、「いつもそばにいる」と「イレブン」が発売されています。

 ところで、アイティメディアでも、iPadアプリを開発中です。というか、もうApp Storeへのsubmitはしました。順調にいけば、28日のiPad発売とほぼ同時期にApp Storeに並ぶはずです。もちろん無料。

 iPhone版にあった、Twitterへの投稿(URL短縮つき)、タイムライン表示はますます便利になり、記事の表示も瞬時に。さらに、Evernoteに記事タイトルとURL、メモなどを投稿できるなど、類を見ない内容となっています。みなさんに早くお見せしたい気持ちでいっぱいです。

 ITmediaのiPadアプリは、ユニバーサルバイナリ形式なので、iPhone版を既にお使いの方は、バージョンアップするだけでiPadにも対応できます。その機能をフルに使っていただくには、あらかじめTwitterアカウント、Evernoteのアカウント(いずれも無料)を取得しておいたほうがいいかもしれません。

 ITmediaアプリのダウンロードはこちらです(App Storeへのリンク)。公開が決まったら、詳細な機能紹介をする予定です。ちょっとだけお待ちください。

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